こんにちは、はるとです。
「ボニクラ」配信見ました。
先日御園座の4列壁際席で「ボニクラ」を観た時は「もやもや」したまま帰ったのですが、配信を見たら全然よかったです。
今日はその話し。
先日「ボニクラ」を御園座で観ました。
座席は4列上手壁際席。
御園座の緞帳には右側に「カワウソ」(いたち?)がいて、私から見たらかなり左側なのですが、それでもこっちを見ています。
あるいは右下に「トヨタ自動車株式会社」と書いてあるのですが、わたしが座った席はその文字さえ左側に見える席。
その緞帳を見て開演前からイヤな予感がしていたのですが、残念ながら見事に的中。
2幕目の最後は出演者が全員「下手」に集まった所に「上手」から彩風咲奈が車で登場し拍手となるのですが、その車もセンターに「下手に向かって」停まり、運転席に乗ったまま彩風咲奈はそこで首を曲げて正面を向くので上手を全然見ません。
歌舞伎の舞台が横に広すぎるのか、舞台の途中も下手で演技をされると上手壁際からは遠くて横顔しか見えない。
でもネットでの評判はいいので「これは配信でリベンジするしかない」とその日は帰路で誓いました。
そして昨日の「配信」
当然ながらメインキャラ達の正面からのアップや、大人数の場面でも引いて全景を観せてくれます!
あっという間に「ボニクラ」にぐいぐいと引き込まれていく自分を発見。
さすが本場アメリカのミュージカル。
最近の演出なのでストーリー展開にも工夫が凝らしてあり、家族愛や教会が暗いストーリーの中で闇に落ちて行くのを救います。
心をうつナンバーも多く、特に娘役の歌がしみる。
ボニー役を雪組の新娘役トップの夢白あやが体当たりで演じていて、御披露目なのにいきなり夢白の代表作になってしまったかも。
彩風咲奈もちょっと悪なクライド役がぴったりなのですが、私はやはり「CLYDE & BONNIE」ではなく、「BONNIE & CLYDE」がいいと思いました(笑)
舞台にはその役者の性格が現れると言いますが、彩風咲奈のストレートな情熱と夢白あやの気の強さがとても相性がよかった。
本当にあきらめず「配信」を観てよかった。
普通はいい場面だけを切り取った「配信」よりも、「役者の息使い」が伝わる「生の舞台」の方がいいと思いますが、歌舞伎メインの劇場である御園座の4列壁際席よりは配信の方が数倍、いや十数倍よかったです。
ああ、「ボニクラ」を良席で観たかったな…
「夢白あや」
総合評価 ☆☆☆
宙娘のままだったら ☆
雪で鍛えられたから ☆☆☆
宙は娘役の供給源? ☆
ではまた劇場でお会いしましょう!