どうなる宝塚 決算資料でだいたい分かる?

こんにちは、はるとです。

世論からもバッシングを受ける宝塚、いったいどうなるのでしょうか?

10/31の阪急の中間決算発表にもあらわれていたので簡単にご紹介しておきます。


阪急阪神ホールディングスのホームページにのっていた「決算補足説明資料」から数字をあげます。

ステージ部門、要するに宝塚の「売り上げ」は来年3月までの1年間に337億円予想。

実は今年の5月に予想した段階では355億円だったので18億円売り上げの予想が減りました。

これはざっくり100回公演がなくなった計算です。

大劇場が全部定価で埋まれば約1900万円のチケット代、東京は約1760万円です。

空席や団体への割引なんかもありますが、飲食やお土産、プログラム代等も期待できるので1回公演をやれば1800万円から2000万円の収入。

つまり18億円の減収は100回の休演でちょうど本公演が一つ無くなったのと同じです。


では「利益」はどうでしょうか。

「売り上げ」の2割くらいがもうかると予想していて5月段階では70億円の黒字と見込んでいたのが52億円に減りました。

「売り上げ」が18億円減って「利益」も18億円減ったということです。

売り上げ高利益率は15%に低下。

発表された数字はだいたいこんな感じでした。


ここからは私の考えたこと。

本公演が一つなくなると18億の減収や減益になるということは、本公演が3つなくなるとたぶんほぼ黒字がなくなるということ。

公演名はあまりあげたくなかったのですが「パガド」がなくなり、もし「FF」や小公演までなくなるとそれに近い状況になります。(「FF」は来期ですが…)

さらに細かく言えば宝塚の人気低下で他の組にも影響がでるかもしれません。

東京はともかく、必死で団体で埋めていた大劇場の平日が宝塚の不人気で埋まらなくなったら自然に他の組も含めた全体の売り上げは落ちていきます。

企業にとっては、ある部門が赤字転落するのであればその部門は大改革・縮小・リストラの対象なのは当たり前。

だから今回の事件が一過性のものであれば嵐の通りすぎるのを待つだけですが、何ヵ月も何年も続くようであれば抜本的な改革が必要と考えるようになります。

今は宙組をどう良くするかで済めばいいですが、長期化すれば宝塚をどうすれば、という感覚が生まれてくる感じです。


この中間決算が発表されたのは10/30。

事態はその後3週間でさらに悪化しています。

阪急側の対応に注目が集まります。


最後にちょっと明るい話。

阪神タイガースが優勝しました。

売り上げは460億円予想、利益は92億円予想に変わりました。

前回予想よりプラス66億円の増収・プラス64億円の増益です。

阪神タイガースの優勝は予想外だったんですね(笑)

その中身は完全に宝塚の減収減益分を上回っています。

阪急阪神ホールディングスから見たら同じ「エンタテイメント部門」

お兄ちゃんのタイガースに妹は助けられました。


どういう形であれ、宝塚を応援します。

苦しいけど、がんばれ宝塚!

ではまた劇場でお会いしましょう。




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