「宝塚友の会」の当選確率は?「駄作」の時こそ申し込め!


こんにちは、はるとです。

ヅカファンで「宝塚友の会」に入ってない方はほとんどいないと思います(笑)

この「宝塚友の会」、劇団からみるととても大切な組織。

今日はここについてちょっと考えたいと思います。


まずは劇団にとっての死活問題、チケットについて。

チケットを買う主体はいろいろあります。


①貸し切りしてくれるところ
VISA・JCB・セディナのカード系やチケットぴあ等の興行系の完全貸し切りをしてくれるところの他に、1日数十枚単位で買ってくれる細かいところまで合わせると全体に占める割合は2~3割?
企業間のいわゆるB to Bで組や公演内容に左右されない安定した関係で平日と週末をセット?で引き受けてくれます。

②ファンクラブ
SS~B席まで貸し切り以外を毎日幅広く引き受けてくれますが組によって人気の差もあり全体の1~2割。
拍手の仕方でどこに座ってるかすぐわかりますよね(笑)

③団体
修学旅行やツアーですがおそらく季節性に左右されると思います。1割程度?

20人くらい集まれば個人での団体申込も可能。
劇団にとっては平日の修学旅行は美味しいでしょうね。

④生徒席
フルで3枚×70人に劇団関係のお客様なんかも含んで1割。

⑤一般販売
ご存じ1割以下。


ここまで足してざっと6割~7割。

その残りが「宝塚友の会」です。

最大勢力です。


ところがその「宝塚友の会会員」が一番目が肥えていて申し込み状況に波がある。

「宝塚友の会会員」は企業間のような安定性もなく、ファンクラブのような義理もなく、ひたすら「組」にこだわり「良い作品」と「良席」を「週末」に求めてくる。

私も「宝塚友の会」の会員ですが、週末よりも平日が当たりやすいのは当然として、組によってよく当たる組と当たらない組、作品によって当たる公演と当たらない公演、そしてその結果当たるチケットも1階前方席から2階席までかなり差があり、その当たったチケットの座席位置をみれば公演前にその作品が人気公演なのか駄作なのかがはっきりわかる(笑)

劇団もある程度は柔軟に友の会席を設定して当選確率を決めたりしてコントロールしているようですが、もともと劇場という箱が決まっているわけでシワ寄せは友の会(とファンクラブ)へ。

ファンクラブがあまり文句を言わないのとは逆に「宝塚友の会会員」ははっきりと行動で示す。

おそらく直接文句を言ったり手紙を書いたりクレームの電話をしたりもするし、なによりも駄作には抽選を入れない。

どの主体より一番差が激しい。

だから劇団は「宝塚友の会会員」の動向が一番知りたい。

先日もあんなに長いアンケートをしてましたよね。


ここでちょっと別な話。

友の会の入力画面に「希望購入件数」ってありますよね。

「1件」と入れても「4件」と入れても当たるのは0件か1件。

あまり意味がないように思えますが、実はその機能が生かされた事がありました。

3年前にコロナで半年間全公演が止まり、その後公演が再開した時、ある公演で私は「3件」当たった事があります。

劇団もよっぽど困ったんでしょうね(笑)

何かの理由でチケットの抽選入力がほとんど入らない緊急事態に備えての機能が活きました。

実は20年近く前のある公演でも複数当たってびっくりしたこともあります。

「○○主演」の公演です(笑)


その2回以外は必ず0件~1件しか当たりません。

その抽選の当たる確率は7~8%。

その確率が優先される。

普通はほとんど当たらない「第1抽選」が終わり、「第2抽選」で残った席を「先着順方式」にまわすのかと思いますよね。ところが友会は確率優先なので、「第2抽選」でハズれたのに「先着順方式」があり、しかも△ではなく○だったりします。

ですので友の会は普段は確率優先でコントロールしてます。

そして緊急事は劇団にとって「頼みの綱」が「宝塚友の会」です。


とにかく「宝塚友の会」で「前方席」が当たった時は「駄作」です。

でもどんな「駄作」でも「前方席」から生徒が観れたらそれはファンにとっては「良い作品」(笑)

言い替えれば「宝塚友の会」は「不人気公演になればなるほど生徒を間近で観ることができる会」

(ちなみにファンクラブは「不人気公演になればなるほど何回でも後方席から観ることができるクラブ」です)


だから…

「宝塚友の会」は「駄作」の時こそ申し込め! ですよね


ではまた劇場でお会いしましょう。




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