こんにちは、はるとです。
各組の娘役事情、本日は最終回の宙組です。
現在の宙組の娘役で私が個人的に感じるのは「危機的状況」です。
「外箱3分割の娘役3人体制」はバウ以上ヒロイン経験者の天彩峰里・潤花・春乃さくらでなんとか維持してきました。
さらに105期・研4の山吹ひばりが新人公演2回・破線下バウヒロになり、潤花の卒業後も3人体制を維持できます。
問題は「人数が足りないこと」と「上級生が減りすぎたこと」
男役は真風・芹香・桜木・瑠風・鷹翔と揃ってきたのですが娘役はかなりヤバイ。
まずは人数です。
現在の娘役の人数は
花組 31名
月組 32名
雪組 33名
星組 34名
宙組 29名
1/21付けで「夢現の先に」出演の朝木陽彩が卒業するので28名になります。
他の組に比べるとちょうど一期分少ない感じ。
3~4人だけなのでたいした影響はないように思えますが、これがのちのちじわじわ効いてくると思います。
言い方を変えると「10%以上少ない」
まあ夏には109期が補充されますが、更に真風潤花コンビの卒業公演で最大10人退団する可能性があり、潤花一人だけでなく、万が一娘役が5人くらい退団するといよいよ20人台の前半になる可能性もあります。
もうひとつの問題は上級生が少ないこと。
100期以上の娘役の人数は
花組 6人
月組 7人
雪組 7人
星組 7人
宙組 3人
他の組の半分です。「指導役が少ない」
2019年以降上級生が大量に退団。
2019年
純矢ちとせ 研17で退団
愛白もあ 研13
華妃まいあ 研7
雪乃かさり 研6
陽雪アリス 研4
愛彩めあり 研2
2020年はコロナで少なめ
桜音れい 研13
愛咲まりあ 研13
2021年
花音舞 研18
綾瀬あきな 研17
里咲しぐれ 研12
遥羽らら 研10
星風まどか 研7 (組替え)
2022年
美風舞良 研25 (組替え)
瀬戸花まり 研13
愛海ひかる 研9
花城さあや 研8
朝木陽彩 研5
人数は
2019年 6名
2020年 2名
2021年 5名
2022年 5名
合計18人です。
毎年4人増えるので4年で16人増えますから18人は許容範囲ですが問題はベテラン上級生が減ったこと。
「研〇年」を〇ポイントと考えると、毎年30人が研「1」年学年が進むので「30」ポイント自然に増えます。
卒業によるポイント減は
2019年 49ポイント
2020年 26ポイント
2021年 64ポイント
2022年 60ポイント
合計 199ポイント
4年で120ポイントしか増えないのに199ポイント減少したので▲79ポイント。
つまり「研10の娘役が8人も減った」のと同じです。
なぜ宙組25年の歴史を半分くらい支えてきた娘役上級生達は大量に辞めてしまったのか?
宙組初の生え抜きトップ娘役の誕生と成長を見届けたから?
星風まどか 2017年に研4でトップ就任
続いてまた若い娘役がやってきます。
潤花 2021年に研5でトップ就任
もちろん宙組初の生え抜き娘役トップの星風まどかと夢白とトレードしてでも欲しかった潤花に罪はありません。
上級生たちは安心して卒業したんだと思います。
でもちょっと辞めすぎですよね。
ただこれはむしろ美風舞良の後任も専科から異動させて補充しない劇団の責任。
他にも月組の面倒見のいい100期や101期の娘を異動させるという方法もありました。
おそらく「美風舞良を含む上級生不足」は5年かけてももどりません。
劇団はそこまでしても宙組の娘役を若返らせたいのか?
「宙組娘役」
総合評価 ☆☆☆
歌ウマ ☆☆☆
意外と長身 ☆☆☆
みんな頑張ってるのに ☆☆☆
ではまた劇場でお会いしましょう!