こんにちは、はるとです。
まずは「夢現の先に」公演再開決定おめでとうございます。
そして公演期間延長を決めた劇団に感謝です。本当にありがとうございました。
さて、昨日より各組の娘役事情の連載を始めましたが、今日は月組。
月組の特徴は「芝居の月組」、娘役も徹底的に育てるのがうまい。
あえて個性的な生徒を集め、その特徴を全面に出して育て上げてます。
悪く言えば最初からできあがっている優等生は他の組にまわされ、一芸に秀でた生徒を磨きあげる組(笑)
他の組がとかく平均的な役者ができあがってしまう中で、観客の心を掴む娘役ができる。
過去においてはトップ娘役養成機関としと他の組にも多くのトップを輩出しました。
89期 夢咲ねね →星組
92期 蘭乃はな →花組
95期 愛希れいか
96期 咲妃みゆ →雪組
現在の新人公演ヒロイン経験者は8人(予定を含む)
97期 海乃美月
99期 彩みちる ←雪組
101期 天紫珠李・結愛かれん
103期 白河りり・羽音みか
104期 きよら羽龍
106期 花妃舞音
他の組の新人公演ヒロイン経験者は
花組 7人(華雅・春妃・星風・都姫・美羽・星空・七彩)
雪組 4人(野々花・夢白・音彩・華純)
星組 7人(有沙・小桜・舞空・水乃・瑠璃・詩・藍羽)
宙組 5人(天彩・花宮・潤・春乃・山吹)
新人公演ヒロイン経験者の数は月組が一番多いことが分かります。
やはり月組がより多くの娘役を育てているということが言えます。
さらにトップ娘役より学年(成績含む)が下の新人公演ヒロインに絞ると
月組 7人
花組 4人
雪組 2人
星組 4人
宙組 2人
月組はトップ娘役が97期ということもありますが、それだけベテランの上手いトップ娘役を見て育っている下級生のヒロインが7人もいるわけです。
しかもその7人が単に歌って踊れて芝居ができるだけでなく、それぞれ「個性的」であることが月組娘役の魅力ではないでしょうか。
また新人公演ヒロイン経験者ではないけれど一芸に秀でた芸達者の生徒も多いと言えます。
白雪さち花 娘役リーダー 専科並み
蘭世惠翔 本当に惜しくも卒業
菜々野あり ダンサー・バレリーナ
美海そら ピノコをさせたら世界一(笑)
一乃凜 まだエトワールだけど
他
他の組では105期娘役の4人(星空・音彩・詩・山吹)の活躍が話題ですが月組にはいません。
というのも新人公演ヒロイン経験者だけでも7人、一芸枠(?)、その他を含む全員が芸達者で、ムダなくギリギリまで芝居やショーをつきつめていて、その中で1人だけヒロインにして活躍させるほどの余裕が逆にないからだと思います。
また月組は新人公演ヒロイン→バウヒロイン→東上ヒロインの流れをしっかり守っています。
そして「破線上・破線下」をはっきりと使い分けています。
新人公演も「1回」ではまだダメで「2回」取らないと「路線」から「超路線」にならず、「2回」取れば「バウヒロイン」に進み、新人公演ヒロイン枠は次の養成に使われて、無駄に「3回」させません。
次期トップ娘役候補としては新人公演ヒロイン2回でバウ破線上ヒロインまで進んだきよら羽龍が有望視されていたのですが、東上「ERPIDIO」に一緒に出演した彩みちるがヒロインに選ばれて全く分からなくなりました。
彩みちるは雪組時代に新人公演ヒロインを3回、破線下東上ヒロインを2回つとめていました。
それが今回「月組娘役」として「東上破線上ヒロイン」と認められたのは大きい。
また現在、娘役トップの養成が各組の中でおこなわれるようになり、月組の娘役は輸出することは少なくなるので、月組の娘役はますますレベルが上がると思います。
以上です。
「月娘」
総合評価 ☆☆☆
トップ娘役養成機関というよも ☆☆☆
舞台人養成機関 ☆☆☆
一難あっても磨かれる ☆☆☆
ではまた劇場でお会いしましょう!