劇団はなぜ長期トップを作るのか?

こんにちは、はるとです。

いよいよ今日は大晦日。

そして明日は元旦ですね!


年末は宝塚がやってなくて、ついつい今年を振り返ってしまうのですが、私はついでに20年を振り返ってしまいます(笑)


やっぱり思い起こすのは「長期政権のトップスター」でしょう!


古い話しですが…

2000年頃は今みたいに本公演の全部が宝塚大劇場→東京宝塚劇場ではなかったみたいです。

東京宝塚劇場がなかったから(笑)

大抵の本公演は宝塚大劇場しかやってなくて、だから今のトップと単純に「何作やった」と比較できないのですが当時、花組の春野寿美礼(10作くらい?)と宙組の和央ようか(9作くらい?)の長期政権時代下でした。

春野寿美礼の「アデュ~、マルセイユ~♪」に涙し、和央ようかの「ネバーセイ、グッバ~イ♪」に感動しました。

轟悠も雪組トップが長かったらしいのですが、私は組トップ時代を観たことがありません(笑)

当時はまだ宝塚初心者でチケットの取り方が分からず、1回観るのがやっとでした。


2009年、11作やった柚希礼音が登場します。最初の頃はチケットは東京でも楽勝で何回も観劇できたのですが2015年の最後の東京公演は6週間も(土日7回)あったのに1回しか観れなかったのを覚えています。

それにしても「黒豹の如く」はあっけなかった。

劇団も作品の質をあげなくてもチケットが売れるので楽だったでしょうね。


劇団はおそらくこの成功体験からか、その後続々と8作以上の長期トップを量産します。

2012年 龍真咲 明日海りお準トップ時代のトップ2作と単独トップ6作
2014年 明日海りお 花組トップだけで10作
2016年 珠城りょう 8作
2018年 真風涼帆  9作

それぞれ組の複雑な事情があったと思いますが、本当のチケ難になったのは1人だけ…

劇団はチケットが売れると思って最初に長期で企画したけれど、蓋を開けてみたらフツーにしか売れなかった、と言ったところでしょうか。

チケットを買う側のファンの目は厳しい。


劇団はファンの動向を読めない。

ファンの動向とは違う長期トップを作ってしまう。

それとも人気がないと分かっていても時間と労力をかけて最後は盛り上げて卒業させるから長くなるのか。

あるいは何かファンにはわからない生徒の個別の事情を劇団は音楽学校から育てていて知っていて、だから人気の動向と違うことをやっているのか。


昔は秋に翌年の公演の演目を一年まとめて発表していました。

きっとトップも就任時に何作か決まっていたんだと思います。

今もそこまでは長くありませんが8ヵ月先まで演目が発表されています。

やはりトップに「あなたは予定では何作です」と最初に言ってるんでしょうね。

ファンとしては夢がない。

我々の力で長期トップを作りたい。


そして今、6作越えのトップがあらわれてきています。


以上



「長期トップスター」

総合評価          ☆☆

在任期間はチケット難    ☆☆☆
卒業公演はプレミアチケット ☆☆☆
退団後は一気にチケ楽    ☆


ではまた劇場でお会いしましょう!





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