こんにちは、はるとです。
ダブル記者会見から12時間が経ちました。
時間に余裕がある私はメモを取りながら両方全部見ました。
劇団の記者会見が2時間15分、遺族側弁護士の記者会見を途中から見てさらにリプレイを見て1時間30分、公式にあがった報告書を読むのに30分、合計4時間15分。
それから食事をしてヅカ友と意見交換をして風呂に入って寝ました。
そして早朝に目が覚め、ブログを書きたくなりました。
劇団と遺族側弁護士の主張は確かに違います。
劇団は過重労働のところに上級生の通常の指導が重なったためとしていて上級生のパワハラは否定。
木場理事長の12/1での辞任・角会長他の減給・週9回と年8公演・新人公演の負担軽減等、ある意味通常業務の延長線上の改革は決めていました。
ただ驚いたのは「まだ遺族側に会っていない」ことと「退団希望者はいない」と言ってること。
私は現役時代は営業で、営業上で何かが起きてしまったらまずは相手先に飛んで行って相手が会ってくれなくても相手に向き合う姿勢をみせるように教育されていました。
今回だったら事件発生直後やお通夜お葬式等の機会にたとえ断られても門の前まで行くべきだったと思います。
もしかしたら責任問題が複雑になるから会ってはいけないというルールがあるのかもしれませんが短時間でこうした問題が解決するはずもなく、人間としてまずは遺族に会うのは当然のことだと思っています。
また「退団希望者がいない」は本当なんでしょうか。
週刊誌報道では30人と伝わっています。
事件直後に今は舞台に立ちたくないと言ってる人数を週刊誌がオーバーに書いただけかもしれません。
でも「いない」とは、あくまで木場理事長のところに正式に退団届けが出ている人数の事を言ってるのかもしれませんし、すでに休演扱いにして止めていたり退団を留意させている状態の生徒がまったくいないとは思えません。
一連の事件や報道でさらに傷ついて劇団にいるよりも次の世界を目指したいジェンヌもいると思うので、もしかしたらパガドの東京千秋楽であった日の翌日に公式発表があるかもしれませんね。
遺族側弁護士の遺族にそった一枚上の慣れた会見の最後の方で「今後定期的な会見を開いていく」と言ってました。
裁判になることを避けながらも、この問題はまだまだ続くんでしょうね…
最後に「長の期の指導」について書きたいと思います。
宝塚はまず「上級生→長」に指導があり、その後「長→当事者」でまた指導があるようですが、「上級生→長」の段階で感情的に激しく叱責するのがよくわかりません。
「長」がすべて問題点を把握できるわけではなく、ベテランの上級生が気がついてその点を指摘するのはわかるのですが、なぜそこに感情的になる必要があるのでしょうか。
上級生が長に「○○の✕✕が出来ていなかったよ」とつたえるのは分かるのですが「○○の✕✕ができてないぞ、なにやってるんだ!」というのは理解できない。
相手のキャパを無視した指導は指導とは言えない。
私も現役時代に10年くらいキャリアを積んで怒られる側から怒る側に変わった時に「怒り方」を学びました。
「怒り方」の下手な上司は上司とは言わない。
宝塚はそれができないから2段階なのでしょうか。
確かに上級生は20年近くも経験があり、相手はともすれば親に甘やかされて育ってきただけの10代の女の子だから、その中間の優秀である学年の長もしくは新人公演の長に伝えさせる方が楽なのかもしれない。
でもそんな叱責が感情的に何件も長一人に集中することになるわけで、そのやり方のまずさがパワハラそのものになる。
「長→当事者」の時の効果のある怒り方のやり方まで教えてるつもりなんでしょうかね。
「上級生→当事者の下級生」という直接の指導もまぜるんじゃだめなんでしょうか。
理事の一人がやたらに「宝塚の伝統」を強調していました。
でも私は「伝統を守るだけの宝塚」ではなく「伝統と改革の宝塚」になって欲しい。
今日、月組の「フリューゲル」を観に行きます。
マイ楽です。
劇場でお会いしましょう。