私が考える「劇団が素直に謝らなかったワケ」


こんにちは、はるとです。

今回の事件で劇団の初期対応のマズさが事態を悪化させたのは明白ですよね。

ではなぜ劇団は最初に素直に認めて謝らなかったのか私なりに考えてみました。

別に何か特定の理由を指して言いたいのではなく、ざっくばらんな話なので軽く読み流してください。


まずは…

「電鉄会社は頭が固い」

顧客情報漏洩が起きたネット関連企業や不祥事が起きた金融関係の会社の記者会見で、まずは社長と役員が深々と頭を下げ、報道陣のフラッシュが光る場面なんかをよくテレビでみますよね。

大企業はブランドイメージもあってまずは最初に悪あがきせずに謝り、それから改善策を発表して顧客への補償や役員の処分を行ったりします。

ところが劇団はなかなかそれを認めなかった。

運行ダイヤを正確に守ったり、線路がはずれてないか点検したり、車両が故障していないかきちんと整備したりする鉄道マンにはとてもデリケートでソフトな人気のエンターテイメントのマネジメントは難しいんですかね。

ましてやこんな事件が起きてしまい、どうしていいかわからなかったんでしょうか。

阪急電車が脱線して人身事故にでもならない限り自分達が悪いとは考えない。


次に…

「特殊な女性だけの劇団を男性が管理している」

阪急本体の役員には女性もいるようですが劇団の理事には専科出身の理事を除いて阪急阪神ホールディングスから女性はきていません。

各組の組長・副組長はもちろん女性ですが、その女性リーダーに自主性の名のもとに内部の問題をまかせ、というよりはむしろわからなくて丸投げしていたようです。

上級生と下級生ではありますが、いうなれば女性同士のトラブルに男性がどう関わったらいいかわからなかったんですかね。

何が起きているのかもわからなかった。

なんなら理事長が女性であってもいいんじゃないでしょうか。


最後に…

「関西のお殿様」

阪急阪神ホールディングスは確かに関西の中核企業です。

売り上げも1兆円あり関連企業も多い優良会社です。

だから頭を下げることを知らない。

関西だけだったら何をやっても構わないと思ってるのかもしれません。

殿様商売。

しかも宝塚は阪急阪神ホールディングスからみたら売り上げの3%しかなく、ささいなこと。

ジャニーズがあれだけ叩かれ、ディズニーランドがあれだけ大きくなり、USJがあれだけ頑張っていても、「宝塚は110年の伝統を守って」何もしなくていいと思っていた。

「(一部の)生徒を守ること」が「阪急のイメージを悪くすること」を理解していない。


鉄道業界全体から見たら阪急は全国5位です。

1位から順にJR東日本・近鉄・JR東海・JR西日本・阪急ですが、6位の東急に鉄道部門は抜かれています。

ところが阪急阪神ホールディングスは他が手放してしまった球団と劇団を持っています。

その宝塚が阪急のブランド戦略にとって重要な武器なのに今回のまずい対応が阪急自身のイメージを下げてしまうことを理解していない。


過去に「ファミコン戦争」というのがありました。

京都の任天堂と東京のセガやソニーが激しく競ってファミコンはどんどん売れました。

同じ京都でも京セラと村田製作所が切磋琢磨して共に伸びています。

宝塚にもライバルが必要なんですかね。

そして試練も。


だから今回のことで、私は大好きな宝塚歌劇団が大きく変わると阪急を信じています。

ではまた劇場でお会いしましょう!



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