こんにちは、はるとです。
3月2日配信の花組「うたかた」新人公演を観ました。
大劇場の新人公演が中止になり、東京が初めての割には良かったです。
東京の新人公演は大劇場よりも完成度があがっていることがほとんどなので、1回目の方がかえってひとりひとりの特徴がつかめました。
花組の3年ぶりの東京での新人公演は、最後は希波らいとに楽しく笑わせてもらいました。
まずは18時30分の配信開始の前に画面のQRコードから新人公演プログラムをダウンロード。
劇場での観劇の際には開演前にチェックするだけで上演中は暗くて読めないプログラムも、配信ではテレビ画面を見ながらチラチラ配役の確認ができるのでいいですね!
飲み物なんかも用意して劇場よりもリラックス。
本公演の配信は主役の映像が中心で、ご贔屓の下級生の小芝居なんかを観たい場合は配信は向いていませんが、新人公演のように主役を観たい時は配信の方が優れています。
さて感想です。
まずは希波らいと(103期)
なんと言っても178センチの長身が魅力です。
最初は相手役の七彩はづきが小柄なのかと思ったのですが希波らいとが大きいんですね。
プログラムに本人も書いていますが、今まで「陽」の部分を見せる役が多かったのが、今回はルドルフの葛藤をどう創っていくかの挑戦だったそうです。
実際には30歳で自殺したルドルフですが、希波らいとはやはり明るい25歳でした(笑)
劇団は極端に暗い「うたかた」の新人公演をわざと明るい希波らいとにやらせたかったんですかね。
花組が新人公演2回目を指名した希波らいと、歌も芝居もまだまだのりしろがありそうです。
七彩はづき(107期)
中卒ですからまだ19歳。17歳のマリーに星風まどかよりはあってました。
歌に関しては申し分なし。
舞踏会の場面はもう少し優雅さが欲しかったけど、実際にはマリーもあんな感じだったかもしれません。
本役星風まどかの目元を暗くぼかすメイクよりも、年齢を考えて明るいいつものメイクの方が七彩はづきにあっていた気がします。
髪型も七彩はづきの小顔に合わず、輪っかドレスもせっかくのスタイルの良さが生かされない。
次回はもう少し現代の役をやらせたいですね。
さらに期待です。
天城れいん(104期)
他の組も含めて新人公演主演不毛の104期の中で期待の天城れいんですが、感想は完全に本役の水美舞斗に負けてました。
もっと前に出る芝居を求む。
まだ研5なのでチャンスあり?
鏡星珠(106期)
こちらはまだ研3なのに、もう十分永久輝せあでした。
演技力があり、落ち着いた感じが良かった。
美空真瑠(105期)
ブラッドフィッシュ役があってました。
明るくこまめに動き回る様子は聖乃あすかそっくり。
169センチの身長が気になりますが、最近は158センチの娘役の採用も増えているのでチャンスあり?
で、路線系はこんな感じ。
おまけで一言コメントです。
朝葉ことの 華雅りりかの後継者?
都姫ここ 最後に怖い役がうまかった
侑輝大弥 フランツ迫力ありました
湖春ひめ花 やはり歌がうまかった
詩希すみれ 美人枠でいけます
美羽愛 演技力ついてきました
星空美咲 新人公演卒業済み
希蘭るね 美形発見 107期
纒涼 ガイド役とはこれだったのか
総合的には当たり前ですが「若さ弾ける新人公演」という感じで、上級生のうまさと、それをコピーして演技を盗む若手の努力を感じました。
華やかな上級生達の影で、休演に次ぐ休演で活躍の場が少ない特に男役下級生、頑張って上級生達に食らいついていってくださいね。
昔と違って花組だからと言って特別有望株が集められている訳ではなくなりましたが、上級生達は選りすぐられていますからお手本には恵まれていると思います。
最後に明るい希波らいと君がやってくれました。
配信で見た方も多いと思いますが、最後の2回目のカーテンコールの時にお客様への感謝の言葉を言い終わる瞬間に、上手の上級生から三歩前に出てから言うのを忘れたことを指摘されたのか、「えっ」と言って話すのを止め、前に出て照れ臭そうにもう一度感謝の言葉を言い直してました(笑)
これぞ希波らいとの明るさです。
この場面こそ新人公演!
「うたかた新人公演」
総合評価 ☆☆☆
出来ないことをやる ☆☆☆
出来ちゃったら奇跡 ☆☆☆
苦しむから上手くなる ☆☆☆
ではまた劇場でお会いしましょう!