辛口 宙組新人公演を観て思ったこと


こんにちは、はるとです。

昨夜宙組「カジノ・ロワイヤル」大劇場新人公演を観劇しました。

105期の大路りせ、なかなか良かったです。

自信をもって堂々とジェームス・ボンドを演じてました。

真風涼帆の持つ独特のキャラから離れて真面目に演技しているところに好感が持てました。

2番手芹香斗亜のルシッフルを演じた亜音有星はもう慣れた感じ。

新公学年上級生として芝居を引っ張って行く貫禄さえ感じさせました。

ただ全体はみんな一生懸命頑張っているのは分かったけど、元が半分コメディ?の作品をまだキャラも出来上がっていない新人だけでやるのは難しいんだなぁというのが実感。

公演が始まってまだ2週間ちょっとで元の本公演でさえ消化不良の中で、果たして観客も本当に観劇済みなのか、笑いをとろうとしても元ネタを知らない観客に半コメディの新人版を見せても単なるドタバタになりかねない。

パロディにするわけにもいかず、いっそ笑いを捨てて完全シリアスタッチにして新公学年のお稽古芝居に徹した方が良かったのではないでしょうか。

娘役は165センチの潤花の役を158センチの美星帆那がやってました。

衣装のサイズとか大変だったと思うけど、そもそも大柄な潤花に似合うデザインが小柄な美星帆那に似合うのかという問題から始まり、美星帆那の持つかわいさが生かしきれてません。

ここまでカルトワインの妹役や真風ショーでの不利な小柄での抜擢があり、さらに同じ105期に山吹ひばりがいる彼女を新人公演ヒロインに選んだのは何か理由があるのかと思っていたのですが、作品が彼女にあっていない。

宙組の娘役の養成は劇団側にはよく考えて欲しいですね。

生徒たちはとにかく一生懸命やってました。

問題は劇団側にあり。

ちょっと辛口ですがこれが私の感想です。

阪急阪神ホールディングスのホームページを見ると配信の強化がうたってありますが、大劇場の新人公演は配信されません。

この大劇場での経験を踏まえて東京の新人公演ではさらに進化すると思いますが、大劇場での段階から高いレベルにあれば東京はもっと素晴らしい公演になるはずです。

宝塚が年間100回の配信を目指すなら大劇場の新人公演の配信もできるようにもっと劇団に頑張って欲しいところです。

話はそれますが…

正確に数えてませんが現在配信は年間50回程度。

1公演あたり本公演の大劇場千秋楽と東京の新人公演と千秋楽で3回。

年間9回の本公演だから配信は27回。

小公演やディナーショーは3分割できたら9組で27回。

これで54回。

もし毎週土日を中心に年間100回配信をやりたいのであれば、大劇場の新人公演を加えたり文化祭の中継をしても足りません。

観客が劇場に来なくなるリスクをとってもいいなら本公演の初日もいよいよ配信ですかね。

そして最後に行きつくところは、毎日配信(笑)

ではまた劇場でお会いしましょう!





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