「DEATH」はコメディではなくファンタジー


こんにちは、はるとです。

月組シアターオーブ公演「DEATH TAKES A HOLIDAY」がようやく始まり、6/20(火)の16時公演を観てきました。

月曜日から始まったのでまだ3回目の公演です。

最高でした。

月組のレベルの高さに感服です。


最初はコメディかと思って観ていたのですが意外に観客の皆さんを大きくは笑わせない。

まだ公演が始まったばかりで固いのかなと思ったのですが、芝居上手の月組なのでもっと笑いがとれるはずなのに、あえて笑いにつながる「間(ま)」をあまりとらない様子。

そうか、「コメディ」ではなく「ファンタジー」だからあまり笑いにこだわらないんだな、と思い始めました。

そう思ってみたら月城かなとが演じる死神の格好やサーキの真っ白い王子様のような衣装、グラツィア役の海乃美月のかわいらしい歌も全部ファンタジー。

ついでに上級生ひとりひとりが歌う場面が多いのも全員本当にうまくてまたファンタジー。

白雪さち花や夢奈瑠音が歌がうまいのは知っていたのですが、白河りりやきよら羽龍だけでなく菜々野ありまでがあんなに歌がうまいとは…

これからは「芝居の月組」ではなく「芝居と歌の月組」と呼ぶことにいたします(笑)

みんな良かった!


主演の月城かなとも本当に良かったのですが、誰が一番良かったかと聞かれたら私は「海乃美月」と答えます。

「ロマンス劇場」でお転婆なお姫様を演じたあとは「ギャツビー」でちょっと馬鹿な美人、「応天の門」では姉御肌の唐から来た商売人でしたが、今回は死神をも魅了する若い娘の役。

あってました。

明るく歌う若い娘を演じる海乃美月が最高でした。

今回のグラツィア役は実は本当の海乃美月に一番近いのかもしれません。

雪組の夢白あやがいきなり御園座の「ボニクラ」で代表作か?と思ったのですが、もしかしたら海乃美月の代表作はこれかもです。


公演が中止になってしまいチケットが流れたのですが、3回は観たかったのでチケットを追加しました。

でももっと観たくなったのでこれからチケットを探します。

ちなみに2000人のホールで25公演ですから当初は5万枚チケットがあってちょっと余り気味だったのですが、公演中止で15公演3万枚になってしまいちょっと足りない気味です。

もう手に入らないかもしれませんが4回は観たい!

「DEATH TAKES A HOLIDAY」はそんな公演です。


ちなみに久しぶりのシアターオーブ、ひとつだけ注意することがあります。

遅刻です。

皆さん劇場に慣れてなくて、幕が開いてから入ってくる遅刻者が数十人いました。

慣れている宝塚劇場にくらべると座席につくまでめちゃくちゃ時間がかかります。

電車を降りてずっと工事中でいつも大混雑の渋谷駅を抜けてヒカリエに着くまで10分、ヒカリエの2階で建物に入っても12階のシアターオーブに上がるまでにエスカレーターもエレベーターも混んでいて10分、さらに劇場に入っても慣れていなくて座席に着くまで5分かかります。

つまり山手線のドアを降りてから座席につくまで20分~25分かかりますので十分ご注意ください。


ではまた劇場でお会いしましょう!



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