こんにちは、はるとです。
「ELPIDIO」ドラマシティ千秋楽行ってきました。
3回目の観劇でしたが、回を追うごとに月組生の芝居のレベルが上がってました。
今回の観劇で私が一番気にしていたのは、「ELPIDIO」の完成度よりも実は鳳月杏の行方。
結論は「鳳月杏はトップになる」です。
博多座「川霧の橋」で二番手羽根を背負ったのは、暁千星の異動の発表前でした。
「ロマンス劇場」「ギャツビー」を順調にこなし、今のところ二番手街道まっしぐら。
「ELPIDIO」は「出島小宇宙」以来の主演。
実は2020年2月の「出島小宇宙」はドラマシティ公演のあと、池袋ブリリアホールが千秋楽まであと2日というところでコロナ非常事態宣言で公演中止になりました。
だからなおさら鳳月杏にとって、今日の完走はうれしかったと思います。
(私は最後の回を観たのですが、それから半年、宝塚はすべて止まりました)
鳳月杏
まずは「声」がいい。
「声」には好きずきがあるし、慣れればどんな声でもたいてい良く聞こえる。
しかし鳳月杏の低音は本当に魅力的で心地いい。
さらに鳳月杏にはその声で唄う「歌」もある。
子音と母音の使い方がうまい。
例えば「たからづか」と唄う時にプロはよく「とぅあ、くぅあ、るぅあ、づう、くぅあ」と発音するのだが、それが上手くて歌詞が明瞭。
当然「せりふ」も分かりやすい。
言い方も自然で芝居が上手い。
コメディもできる。
短い一瞬の笑いなら誰でもできるのだが、それが数分間続くコメディになるとその演じ方は様々。
鳳月杏のコメディは真剣に真面目な正統派の面白さがある。
要するにさすが研17、スキルが高い。
以前に鳳月杏のダルマを見た事がある。
足が長い。
あまり気がつかないのだが、スタイルもいい。
そしてあのおっとりとした性格。
オラオラ型トップの反対のマイペース型トップだが、今の月城かなとも同じ。
荒れた人間関係よりはるかにいい。
さらに「お公家顔」
和ものでは非常に有利。
洋ものでもメイクがうまいので大丈夫。
キラキラ担当は彩海せら達の若手に任せればいい。
「声」 「歌」 「せりふ」 「芝居」 「スタイル」 「性格」 「顔」
すべて平均以上の高いレベルだと思う。
「ELPIDIO」千秋楽で確認しました。
結論は「トップになる」と思います。
月城かなとと海乃美月ペアも好評なので、鳳月杏の出番はいつになるか分かりませんが、もういつでもトップになれると思います。
その際は相手役はぜひ彩みちるでお願いいたします。
最後に千秋楽の舞台挨拶で一番面白かったのは輝月ゆうまのコメント。
「ELPIDIOが完走できて、ウレピディーオ!」
月組鳳月杏チーム、完走おめでとう!
「千秋楽の価値」
総合評価 ☆☆☆
カーテンコールが付く ☆
芝居が完成している ☆☆
その公演とのお別れ会 ☆☆☆
ではまた劇場でお会いしましょう!