月組新人公演の感想


こんにちは、はるとです。

月組新人公演お疲れさまでした。

いい新人公演でした。

そしてとても意味深い新人公演になったと思います。


縁あって公演を観劇できたので皆さんに個別に何人かその活躍を紹介したいと思います。


まずは鳳月杏役の七城雅(105期・研6)

大劇場での新人公演が再開されてようやく月組の順番になりました。

改革で時間管理が厳しくなり以前に比べれば新人公演のお稽古も時間通りに終わるようになりましたが、それでも倒れる寸前までの厳しいお稽古、七城雅の最後の挨拶で見せた涙はその努力が報われた感動だと思います。

その七城雅、前回の「応天の門」の主演の時にくらべて立派に成長。

安定・貫禄のジェシーでした。

おそらく新人公演の稽古でも当然ながら全体の牽引役。

そして月組全体の牽引役に。

月組では新人公演主演を2回することはそのまま路線確定になります。

92期  鳳月杏  トップ
100期 風間柚乃 東上
101期 礼華はる バウ
102期 彩海せら バウ
105期 七城雅  新公2回

暁千星の異動のあと一時はどうなるのかとても心配だった月組の路線はたった3年であっという間に全組の中で一番重厚な路線になったと思います。

そう言った意味で今回の新人公演の意義は重要。


続いて風間柚乃役の真弘蓮(104期・研7)

研7ラスト新公でした。

今回の風間柚乃演じるライマンは顔の横に長い髪を垂らしている役なのですが、風間の顔よりも真弘の顔にあっていました。

さらに風間以上にライマンの強い信念を感じ、銀橋のソロは風間を超えていたと思います。

新2番手の風間にとってもきっと参考になったのでは。

新人公演の自分の役を若手が演じるのを観た風間がどう感じたのか知りたいですね。

よかった。


礼華はると彩海せらのコンビを演じたのは翔ゆり愛(109期・研2)と和真あさ乃(106期・研5)

特に翔ゆり愛はまだ研2。

本公演のショーを休演しながらの新人公演でした。

翔ゆり愛がこのまま路線になるかどうかはわかりませんが、その本公演の休演や新公学年内の上級生を抜いての抜擢に答えられていたと思います。

あくまでも超若手で次世代なので分かりませんが、その明るい演技から目を離せません。


雅耀(108期・研3)

前回「消え残る想い」新人公演主演で見せたクールさを今回も夢奈瑠音役でみせてました。

前述の翔ゆり愛の明るい礼華はる役と好対象。

七城雅に続く6人目の路線となるか注目です。

次は柔らかい役をもらって本当に芝居ができるのか観てみたいですね。


男役の最後に天つ風珠李(107期・研4)

印象的な演技が光ってました。

男役も娘役もあっと言う間に108期や109期に抜かれてしまった107期の中でがんばっていました。

別格の佳城葵の役なのでこのまま主演を取らずに別格の道を進んでしまうのか気になります。

すでに卒業してしまいましたがイメージが似ている蓮つかさ(97期)のように最後にラスト新公がくる可能性もありますが、まだまだ研4。

タカラヅカニュースの中でその佳城葵に「自分より上手(うわて)」と言わせたくらい芝居の勘が良さそうなので107期を代表して月組を盛り上げて欲しい。


まだまだ書きたいのですが娘役にいきます。


美渦せいか(108期・研3)

新人公演のヒロインが発表された時は私はノーマークで「ああ、あの歌ウマの子ね…」といったくらいでした。

ところが公演が始まり、やがて貨車の中の場面になり、初めて観てびっくり。

月組にこんなにかわいい娘がまだいたとは…

本役の天紫珠李の雰囲気と180度全く違います。

その後の芝居も丁寧で繊細な感じ。

歌声以前の、まずその声からしてかわいい。

顔も小さくて、スタイルもいいし、芝居もウマい…

観ているうちに昔月組にいた咲妃みゆ(96期)を思い出してました。

ニューヒロインの登場です!

ところが…

一緒に観劇していたヅカ友AやBに聞いてみると「……、そんなによかった?」とのこと。

まあ星空美咲なんかもあまりいいと思っていないヅカ友なので、おそらく娘役を見る目がないんでしょうね。

月組にはほぼ出来上がった花妃舞音(106期・研5)と「消え残る想い」で華々しくヒロインデビューした乃々れいあ(109期・研2)がいますが、私に言わせればこれで3人三つ巴になるかも、です。

月組は育つ時は一気に育ちます。

95期 愛希れいか
96期 咲妃みゆ
97期 海乃美月

その後この3人がどうなったかは皆さんご存知ですよね。

私には

愛希れいか → 花妃舞音
咲妃みゆ  → 美渦せいか
海乃美月  → 乃々れいあ

に見えるのですが…

細かいところは全然違いますが、とにかくニューヒロインの誕生です!

ただ、3人もいると1人は他の組にだされちゃうかもしれない。

公演を観た帰り道に、すでに私にそんなことを考えさせてしまうくらいの美渦せいかの強烈なデビューでした!

今、新人公演を観た皆さんがどう感じたのか、私はそれが一番知りたい…


ちょっと長くなりました。

他の娘役にいきます…(汗)


きよら羽龍(104期・研7)

ラスト新公で組長の役です。

もう組長と同じようではなく好きなようにおもいっきりやってました。

次からは新人公演に出られないので誰が組長や白雪さち花の役をやるんだ?と思います。

新人公演卒業おめでとうございます。


咲彩いちご(104期・研7)

こちらも白雪さち花の役でしたが、誰が次やるんだ?というくらいウマかった。

いなくなると本当に困ります。


静音ほたる(105期・研6)

今回は白河りりの役でしたが「フリューゲル」の時も白河りり役。
 
白河りりのほんわかカワイイ役は静音ほたるにしかできない気がします。

来年は新人公演の長の期の長。

では組長や白雪さち花の役は次は誰がやるんだ?(笑)


澪花えりさ(107期・研4)

花妃舞音のあのかわいい人形使い役のセリフの言い方を完全コピー。

それが出来るのであればこれからは澪花えりさはいつも花妃舞音の役をやるべき。

そうすると2年後には自動的に新人公演ヒロインになれる(笑)

かわいかったです。


乃々れいあ(109期・研2)

少女の彩みちる役を彩みちるよりも少女っぽくやってました。

本役を超えた!

まあ元々その少女役を99期の超ベテラン彩みちるがやるのが無理があって、彩みちるが完璧に演技すればするほど少女っぽくならない。

研2の乃々れいあの勝利ですね…(笑)

ちなみに今回ニューヒロイン美渦せいかが誕生しましたが、美渦せいかが可憐で繊細なヒロインなタイプに対して乃々れいあはくっきり美人の押し出しの強いタイプのヒロイン。

住み分けはできていますので、できれば二人で切磋琢磨して花妃舞音とともに天紫珠李を、月組の娘役を支えてください。

歌もどんどん上手くなってますよ~!


と、重厚な男役路線と5組中最大勢力(30人)を誇る娘役路線が充実した月組、はっきりいってうまい上級生が多すぎて、その役を演じる新人公演が面白過ぎます…(笑)

意味深い、最高の新人公演でした。

明日はゆっくり休んでください。

ではまた劇場でお会いしましょう。



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