「巡礼」ヅカ友Bの証言 柚香光の演技の深化の魅力

こんにちは、はるとです。

今日は時々ご一緒してる花組ファンのヅカ友Bから聞いた話を書きたいと思います。

ヅカ友Bは関東在住で大劇場「巡礼」は毎週末必ず遠征、今回は特に柚香光のお芝居の「深化」が楽しくてしょうがない様子。

お稽古期間でほぼ完成された役作りを公演でも維持する生徒が多い中、柚香光はある意味未完成のまま本公演の初日を迎え、公演を重ねるごとに深みをましていくタイプ。

今回の「巡礼」は今までの作品とちがってリストの決して順調ではなかったその生涯を時代を追いながらどうしてそうなったかを探る作品なのですが、それを柚香光自身が感じるままに少しずつ「深化」しているのが芝居にでていておもしろいそうです!


初日の週末
大半の生徒の誰もがそうですが、「硬い」とのこと。
なんとなく手探りで演じているのがちょっと慣れたファンならすぐわかっちゃうそうです。

2週目の週末
気持ちが少しずつ入ってきて、泣いたり怒ったり徐々に「感情」があらわれてくる頃。
もともと柚香光は仲間との絆や友情を大切にするタイプで柚香自身の優しい性格がみえている様子。

3週目の週末
この頃からお芝居がこなれてきて自由自在に演じ始めたのではないか。
リストの一生や人間性をどう表現するか芝居人としていろいろ模索中。

4週目の週末
強めにセリフを言ったり怒りを表すことが多くなる。
特に今回のリスト役は演じるのがちょっと難しい自由奔放なタイプ。
その中でも周囲から理解されない様子が分かりやすくなってきたとのこと。

5週目の週末
高笑いをするようになるなど、かなり役になりきって役を生きている感じがするとのこと。
リストが名声を欲しいままにするその高笑いに狂気のようなものが見えた。

6週目の週末
高笑いするリストの中に迷いが混じってもいた。
高笑いしながらも一瞬我に返り「本当にこれでいいのだろうか」と思いながらもまた高笑いが始まる。


私も花組はよく観劇していて確かに柚香光の演技は決して上手いとは思いませんが、一生懸命まじめに演じており、舞台でその役として生きづいている感じがします。

また、役に自然にあらわれる柚香光自身の個性にも非常に魅力を感じます。

前作「バロックロック」でも最初はちぐはぐだった星風との演技が、どこが変わったか言葉にはしにくいですが公演回数を重ねる内に妙にしっくりしていくのがわかりました。


そしていよいよ明日は千秋楽。
大劇場の最後の公演を柚香光がどう終わるかが楽しみですね。
3週間後の東京公演ではどう変わっているのかも見所です。
ヅカ友Bによると、おそらく一度リセットされるのでは・・・とのことです。


それにしても宝塚、あえてリピートすると味がでるトップスターを選んだんですかね?

柚香光さん、いいファンを持ってます(笑)



「柚香光の演技の深化の魅力」

総合評価    ☆☆☆

芝居がうまい度   ☆☆
性格がにじみでる度 ☆☆☆
やはり目ぢから度  ☆☆☆

ではまた劇場でお会いしましょう!



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