知っていますか 集合日から新人公演まで 舞台ができあがるまでの流れ

こんにちは、はるとです。

最近スカイステージで「ミライ演出家」という番組をやっていますが面白いですよね。

宝塚を観ていると本番の舞台ができあがるまでのお稽古の流れがだんだん分かってきますがお稽古の間の初日までの期間はファンにとっては本当に待ち遠しいですよね。

公式の「稽古場キャストボイス」が最近できたので少しは分かったりしますが、自分のご贔屓が今どうしてるか想像することしかできません。

そこで今日はあくまで私個人がなんとなくイメージしてきたお稽古の流れをお話ししたいと思います。

間違っていることもあると思いますが、その辺はお許しください。

「集合日」
初日から本公演なら約1ヵ月半前、外箱からは約1ヵ月前、前の公演の千秋楽の約1週間後に「集合日」があります。
生徒にとってはとても大切な日で、作・演出の先生の挨拶や退団する生徒さんの発表と共に、台本を渡されたり「香盤表」という場面ごとの説明や配役や出番が張り出され、主な配役以外の「その他の配役」は初めて自分の役を知ります。
ファンもその日の16時に公式に「退団者」や「その他の配役」が発表されるのでなんとなくわかりますよね。

「場面ごとのお稽古」
集合日が過ぎるとお稽古が始まります。
最近はコロナで場面ごとのお稽古はその場面の出演者だけで集まってやっているようですが、お芝居やショーの場面ごとにお稽古を進めていきます。
初演のお芝居は台本を先生が書き直したり、ショーも振り付けの先生が生徒に振りを教えながら付けていくのでなかなか進みません。
出番が少ない下級生は意外にヒマだったりします。
なので生徒がお稽古したくても先生は一人しかいない関係で先生抜きで「自主稽古」をしたりもします。
またソロで歌う曲の多い主役級は「歌のお稽古」で芝居のお稽古を抜けたりするのでその時は代役で下級生が代わりに主役をつとめます。

「お稽古場での通し稽古」
初日の10日前くらいからお稽古場での通し稽古が始まります。
以前は公演ブルーレイのボーナストラックにこのお稽古場での通し稽古の風景が付いていたのですが、最近は収録がコロナの関係で少人数の場面のお稽古に変わってしまいました。
お稽古場での通し稽古がなくなってしまったわけではないと思いますが、マスクをしていたりするので公開しなくなったんじゃないかと私は考えています。

「舞台稽古」
前の組の千秋楽が終わり、大道具の作成や入れ替えが終わって大劇場の舞台の準備ができてくるといよいよ本番の舞台でのお稽古が始まります。
衣装を初めて着るのもその時で、特に娘役さんは衣装の色にあった髪飾り等を自前で用意するので、そのアクセサリーを買ったり作り直したりするのが本番の2日前からだったり、納得するまで手直しなんかをしているとよく徹夜になるそうです。

「舞台の通し稽古」
前日や初日の午前中に最後のお稽古があります。
お芝居やショー、銀橋や大階段の立ち位置まで客席から先生がどう見えるか確かめて手直しするのですが、この時キャトルレーヴで販売する舞台写真の撮影を客席から撮影するので販売写真が手直しがあとから入ると本番の舞台とちょっと違ってたりする事がありますよね。

「初日」
いよいよ大劇場の初日の幕を上げます。
生(なま)の舞台は観客の拍手の長さや笑い等意外な反応等もあったりするので「間(ま)」もお稽古と変わってきます。
客席からは先生方が見守っていて、舞台が終わっても終演後にさらにダメ出しが出たりします。
今はファンの入り出がないので分からなくなりましたが、だから初日の出待ちは長く待たされます(笑)
そして初日の翌日から新人公演のお稽古が始まります。

「休演日」
初日が終わり一息つき最初の週末が終わりやっと初めての休演日。
ここで生徒はようやく時間ができて「足りないこと」をします。
それが小物だったり髪型だったり…
だから最初の休演日の翌日も何かがちょっと変わっていたりします(笑)
そしてブルーレイの収録日の頃にはすっかりこなれてきますが、その頃新人公演組は時間との戦いになっています。
来年大劇場の休演日が水曜日から月曜日に変わるそうですが、新人公演も日曜日にできないもんでしょうか。

「新人公演」
いよいよ新人公演の日。
本公演が16時(東京は16時30分)に終わり2時間後に幕が上がります。
本公演から新人公演用にメイクを変え、本役さんの衣装を借りるのですがサイズが合わなかったりマイクや小道具が分からなかったりバタバタなのは想像に難くありません。
いくらお稽古していても完璧にはできず、主役は大劇場で涙ながらに東京の新人公演での更なる上達を誓うのですが、これこそその生徒の実力なのでぜひ大劇場の新人公演も中継が観たいですね。
終演後に客席から観劇していた本役の上級生に慰められ、上級生はさっさと帰りますが、新人公演組はこれもなかなか劇場を出てきません(笑)

そして新人公演後は上級生も下級生も落ち着いて、本公演の千秋楽に向かって進んでいきます。

以上、分からない所は想像で補っていますので正確ではありませんが、宝塚って本当に楽しいですよね!


「お稽古の入待ち出待ち」

総合評価       ☆☆

東京にはない楽しみ  ☆
いつ出るか全く不明  ☆☆
せめてお茶会を復活  ☆☆☆


ではまた劇場でお会いしましょう!



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