こんにちは、はるとです。
先日スカイステージで月組バウ公演「アンナ・カレーニナ」(2019年)を観ました。
「芝居の月組」だけあって自然な美しい演技が光ります。
植田景子先生が演出
アレクセイ・ヴィロンスキィー伯爵に美弥るりか
アンナ・カレーニナは海乃美月
アレクセイ・カレーニンが月城かなと
専科から五峰亜季さんと美穂圭子さん
月組メンバーは何人か卒業してしまってますが、今残っている生徒で光月るう・夢奈瑠音・英かおと・蘭世惠翔・白河りり・きよら羽龍なんかが出ています。
千秋楽の舞台挨拶で光月るうが美弥るりかを「愛の巡礼」と紹介していましたが、みやちゃんがあの色気と美しさでどうしてトップにならなかったのかとあらためて思い、当時の状況を振り返ってみました。
美弥るりかは89期で星組で新公主演を1回経験して研10で月組に異動、研12の時に「THE KINGDOM」(2014)で凪七瑠海と東上W主演。
その凪七瑠海が龍真咲の退団と共に専科に異動したあと美弥るりかは研15で「瑠璃色の刻」(2017)で東上。
2018年「エリザベート」で休演。
そして研16で「アンナ・カレーニナ」バウ主演をつとめ、次の本公演「夢現無双」で退団。
もっと早く人気が出ればトップになっていたかもしれません。
研13か研14で「瑠璃色の刻」や「アンナ・カレーニナ」のような主演をやっていれば2016年にトップになった珠城りょう(94期)の前に入ったかも。
そして海乃美月(97期)
ロシア人貴族そのもの。
「アンナ・カレーニナ」を演じた次の本公演「夢現無双」から月組は美園さくら(99期)がトップ娘になります。
今の月組トップ娘役なのはご存知の通り。
月城かなと(95期)
「アンナ・カレーニナ」の夫役アレクセイ・カレーニンはまるでギャツビー。
妻を美弥るりかに奪われるのはギャツビーとは反対ですが、やはりきりりと美しい。
次の「夢現無双」の途中に怪我で休演。
次の「チェ・ゲバラ」も休演で代役は風間柚乃に。
でもその後は「I AM FROM AUSTRIA」→「赤と黒」→「ピガール狂騒曲」→「ダル・レーク」→「桜嵐記」と順調にこなしていきます。
「アンナ・カレーニナ」は美弥るりかにとっても、海乃美月にとっても、そしてその時は予想できなかったけど月城かなとにとっても、それぞれ意味の深い公演だったんですね。
当時私はなんとかチケットを入手してバウまで観にいったのですが、4年近くたってスカイステージであらためて観て感慨深く思いました。
美弥るりかは去りましたが、そのあとに今の月組を残していったような気がします。
「月組」
総合評価 ☆☆☆
芝居の月組 ☆☆☆
ショーもセンスがいい ☆☆☆
怪我したら大変だから無理しないでね ☆
ではまた劇場でお会いしましょう!