はじめまして、はるとです。
池袋の東京建物ブリリアホール「カルトワイン」初日に行ってきました。
まずは桜木みなとさん初東上おめでとうございます。
各組の95期の同期達が活躍する中で、宙組トップの真風や2番手の芹香がマイペースなのに付き合わされ、それでも笑顔で役に染まってるあなたを観に来ましたよ!
そして作・演出の栗田優香先生も初東上。
その栗田先生のデビュー作であるまぼろしのバウ「夢千鳥」がよかったらしいので作品の出来に期待に胸ふくらませて中に入ると、売店に桜木みなとと瑠風輝とともに春乃さくらのスチール写真が売ってるではありませんか……
プログラムを見てもヒロイン扱い。
桜木・瑠風・留依・風色と見慣れた男役が揃っているのに対して娘役は天彩・(水音)・花宮・山吹は真風のFLY With Meに飛んでいってしまい不在です。
実質ヒロインは歌ウマの春乃さくら?
バウヒロとばして東上!
同期にトップ潤花と新公ヒロイン花宮沙羅がいる102期ネバセイ新公新ヒロインです。
舞台の幕が上がりました。
前半は冒頭に物語の最後の結末のシーンが演じられたあとに暗いホンジュラス時代がスタート。
顔(と性格?)が中南米系の桜木みなとが黒塗りでしっくり。親友役の瑠風もいい感じです。
ちょっとダークな桜木みなとに対して真面目な瑠風。
その瑠風の妹役に声のよく通る美星帆那。確か「夢千鳥」でも抜擢されてたようですね。
前半は春乃さくらより目立ってました(笑)
やがてアメリカ時代に入って留依蒔世の実業家が登場してきます。
風色日向は「オークショニア」と言う役ですが、その名のようにさわやかにストーリーテラーとして観客に語りかけてきます。
今日の観客の8割はこの4人が観たくて来てるんですよね(笑)
その風色が「皆さん、幕間はゆっくり休まれましたか?」と語りかけてきて第二部が始まります。
第二部はオークション。
華やかな宝塚っぽい場面が増えてきますが桜木みなとはますます詐欺師。
ここでやっと春乃さくらの本番です。
桜木みなとがレストランから姿を消し、やがて瑠風と交際していた春乃はすっかり変わった桜木に再会するが……
でもやっぱりよくある宝塚の恋愛物ではない感じ。
このあたりから徐々に大ファンの五峰さんの出番も増えてきます。超ベテラン専科さんですが初日のせいかちょっとセリフを噛んだり足元がゆっくりだったり若干心配。昨年1月の花組「NICE WORK IF YOU CAN」のラストシーンの大どんでん返し以来の登場。1986年初舞台ですから引き算すると37年、足し算すると推定○○歳。
一年に一度くらいしか出てきませんので今のうちによく観ておきましょう!
そしてなんとその五峰さんと桜木みなとが絡むシーンが!!
だからプログラムの写真が春乃さくらのすぐ前にあるのか?!
「夢千鳥」もそうですが栗田先生は絡みのシーンがお好きなようです。
本筋の結末は冒頭にすでに演じられています。
大どんでん返しはなし。
囚人服を着た桜木みなとはなぜか陽気でした。
そういう意味で「カルトワイン」面白かった。
ダークさと陽気さを合わせ持った桜木みなとに乾杯。
カーテンコール挨拶
「(桜木みなともちょっと心配だったのか)専科の五峰さんのお力もお借りして盛り上げて行きたいと思います」
「ワインを熟成させるようにこの作品も熟成させて行きます」
「ワインに酔って千鳥足で帰らないでください」
「カルトワイン」
総合評価 ☆☆
作品おもしろい度 ☆☆
ファン喜び度 ☆☆☆
ではまた劇場でお会いしましょう!