「カルトワイン」東京千秋楽観劇レポート

こんにちは、はるとです。

「カルトワイン」東京千秋楽行ってきました。

それにしても池袋は暑かったです。

千秋楽はすっかり真夏でした。
劇場の中は初日は効きすぎの冷房も今日は気持ちよく涼しい感じでした。

東京建物ブリリアホールへのアクセスはホームページには迷路で大混雑の池袋駅を抜けた32番出口から徒歩4分となっていますが、たいていの人が地下通路を奥まで進まず早く地上に出てしまうので横断歩道の信号待ちを2回する結果、実際はJR改札からは10分くらいかかってしまいます。

コツはJRの北通路から池袋ショッピングパーク「ISP」を目指してその奥の32番出口ではなく33番出口を上がるほうがエスカレーターがあって便利です。
(初日観劇レポートに書けばよかったですね…)



で、公演のほうも熱かったです。
お客さんの拍手がすごかった。

初日はまだ拍手に迷いがあったのですが、今日は節目節目で盛大な拍手。

宝塚ファンって優しいですよね。


二回目の観劇だったので私も余裕がでてきました。
シエロが破れたチャボの連絡先の紙を素早く拾ったり、逮捕される前夜に十字架を握りしめたり、二回目ならではの発見ポイントもありましたが、皆さんが知りたいのは初日あたりと千秋楽がどう変わったかですよね。



一番変わったのはオークショニアの風色日向が第2幕の幕開けに観客に話しかける場面でした。

「明日は休業です。明日来てもやってません」

「どういうワインがいいワインかって? それは長い時間をかけて熟成されたワインを選ぶことですね。」

これはきっとわずか10日間でしたが千秋楽までに芝居が熟成されてきたことと、ここまで様々な役で磨きをかけてきた桜木みなとの事を両方をいってるんですよね。

他にはメキシカンフードフェスティバルの前の日に屋台の店長(澄風なぎ)が豆の缶詰めを拾ってもらう場面でセリフがとんで止まったのか何かのアドリブが入ったのか、私には分かりませんでしたがやたらに笑いが起きてました。

またチャボの手下のミゲル(真白悠希)がシエロのチャボへの言葉使いを「~です」を付けさせる場面もより笑えるように。

カーテンコールは桜木みなとがスタンディングが起きる前に

「みなさん、立ってください!」

「ではみなさんで、カルトワインに乾杯」

でした!



初日にくらべると全体的に固さがとれて同じセリフでも深くなっているのでしょうが、このカルトワインチームは初日から十分に芝居上手でした。

そしてやはり脚本がいい。

気持ちいいテンポでの展開。

ホンジュラスからの不法入国者がアメリカでどんな夢をもったのか。

単なるワインの偽造がオークション会社まで巻き込んでの詐欺。

司法取引もできたのにシエロがなぜ一人で罪をしょいこんだかのワケ。

「ちょっぴりビターなスウィンドルミュージカル」と宝塚公式ホームページには書いてありましたが、「スウィンドル」の意味を調べてみると「詐欺」の他に「チェスのはめ手」とありました。

できればラブストーリーももうちょっと入れてほしかったのですが、ニューヨークではやったミュージカルを輸入しなくても宝塚で十分に面白い作品が作れたことに「乾杯」

「カルトワイン」千秋楽

熟成度 ☆☆ (はじめから熟成されてたので)

盛り上がり度 ☆☆☆

ブルーレイ期待度 ☆☆☆

ではまた劇場で会いましょう!



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