分かりやすく解説! 歌劇団の株式化について


こんにちは、はるとです。

本日(1/14)「(追)宝塚歌劇団の改革に向けた取組の進捗状況について」が更新されました。

その中の
(1)「宝塚歌劇団の法人化(株式会社化)」
(2)「宝塚歌劇団における人事制度・雇用関係の見直し」
について、なるべく分かりやすく解説します(笑)


ちなみに私はるとの現役時代の仕事は金融関係で、現在も近い親族が会社経営者ですが、それでも間違ってたらゴメンナサイ(また笑)


まずは株式会社から

現在、宝塚歌劇団は阪急電鉄の一部門です。

ちなみに阪急電鉄は阪急阪神ホールディングスの子会社。

それを
阪急阪神ホールディングス(親会社)

阪急電鉄(子会社)

宝塚歌劇団(孫会社)
にします。

理由は「宝塚歌劇団で何か問題が起きた時」に「一部門」だったから独立した内部監査部門がなかったため、今までは宝塚歌劇団の中で問題を解決できなければ責任のある阪急電鉄や阪急阪神ホールディングスが問題解決に乗り出さなくてはならなく、それでは演劇の専門家や現場の当事者ではないのでうまくいかなかいですよね!

外国人投資家から見たらヒドイ会社で株価も下がりました。

今回の改革は悪く言えば孫会社に今後責任を転嫁して見放したともいえるかもしれませんが、放置する方がもっと悪いことで、とりあえず専門の監査部署が内部にあれば問題が起きる前に防げるかもしれません。

株式会社化して孫会社の中にも「事業部門(第1線)」と「管理部門(第2線)」と「内部監査部門(第3線)」を整える。

そして株式会社には「取締役」「監査役」が必要です。

その「取締役」「監査役」の過半数を社外から選出。

もう「現場」や「理事会」だけに任せないということですね!

ちなみに株式会社といっても阪神阪神ホールディングスの孫会社である宝塚歌劇団が今のところ証券取引所にすぐ上場するワケではありませんので市場から資金調達することはできません。

上場するのであればファンの私は買い占めます(笑)

また阪急阪神ホールディングスが宝塚歌劇団を手放したくなった時に株式会社の方が売りやすいかもしれませんが従来の阪急電鉄の一部門のままであっても売ることはできました。

とにかく大きな組織になったので会社法に基づく株式会社にした方がいろいろよさそうと言うことですね。


続いて人事制度・雇用の見直しです。

6年目以降の生徒がいままでは個別のタレント契約なのを6年目以降も株式会社の社員として雇用契約に変えます。

労働時間の解釈や管理も変えるし演出助手やプロデューサー補の労働時間制度の見直しをするとのこと。

すでに住宅補助や食費補助(食堂)の話はでていましたが、退職金は今時のフツーの新しい会社では下火になりあまりはやってません(汗)

まあ阪急は知りませんがどこも退職金からNISAとiDeCoとDCの時代です!

とにかくこれで新人公演の研7が終わったら退団する流れも少しは減るかもしれませんね。

そして娘役もどんどん辞めなくてよくなる。

もう役がつかなくなってだめだと思ったら自分のタイミングで辞めればいいんですよね。

ずっといて下級生を上から支えるのも選択肢。


とまあテキトーに書きましたが間違っていたらゴメンナサイ!

とにかく川人弁護士や西宮労働基準監督署の是正勧告を受けての改革です。

亡くなった娘役のためにもがんばっていきましょう。


ではまた劇場でお会いしましょう!



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