新トップコンビの魅力を考える 宙組編


こんにちは、はるとです。

金曜日から旅にでて本日火曜日に東京に帰ります。

旅先で深夜に書くブログ、自宅よりも規則正しい生活なのか、ちゃんと毎日更新できました(笑)


さて、「新トップコンビの魅力を考える」の今日はラストの「宙組編」


宙組のトップコンビは芹香斗亜と春乃さくら。

すでにトップコンビになって一年以上になります。

だから「新トップコンビ」ではなく「トップコンビ」と言いたいのですが、「パガド」が幕明け早々に公演中止、その後の外箱小公演もなく「ル・グラン・エスカリエ」もショーだけ。

私はその「ル・グラン・エスカリエ」も東京で観るつもりで、ということは芹香斗亜と春乃さくらのトップコンビをまだほとんど観ていませんので分からない(笑)


ところが奇跡的に

「プロミセス、プロミセス」
芹香斗亜・天彩峰里

「カルト・ワイン」
桜木みなと・春乃さくら

「エクスカリバー」
芹香斗亜・春乃さくら

を全部劇場でしっかり観てました。


「プロミセス、プロミセス」は映画「アパートの鍵貸します」のミュージカル版で芹香斗亜が好きな相手の天彩峰里が上司の不倫相手だったコメディ、「カルト・ワイン」は桜木みなとが春乃さくらとうまく行きそうになるけど瑠風輝に譲っちゃう話、「エクスカリバー」はグィネビア春乃さくらとランスロット桜木みなとが浮気してしまいアーサー王芹香斗亜が激怒する話。

つまり全部恋愛の部分がひねってある。

なんでひねくれてるんですかね?

真風涼帆時代最後の「ネバーセイ」「HiGH&LOW」「ボンド」も真風の今一つ決まらないニヒルでダンディなところを潤花がなんとかカバーして、それがある意味トップコンビの持ち味だったような…(笑)

どうして宙組は「アルカンシェル」や「消え残る想い」のようなフツーの男女ペアの寄り添う作品をやらないのでしょうか。


答えは男役と娘役が離れているから。


宙組の男役の上級生はだてに経験が長いだけあって個々の生徒ひとりひとりの技術レベルは高い。

「ル・グラン・エスカリエ」を観たヅカ友によると内容はなかなか悪くないそうです。

でもこれはショーで芝居はまた違うと思うし、さらにハッキリと気持ちの問題がでてしまうかも。


宙組誕生から25年。

宝塚の特徴である男役の路線を必死になって作ってからきたんでしょう。

芹香斗亜の2番手時代もやたらに長い。

ところが娘役は男役に較べると2~3年で養成できる。

その結果がベテラン男役と若手娘役のアンバランスなペア。

トップ娘役に求められたのはベテラン男役に合わせること。

若手の組子もそうだったんでしょうね。

逆にベテランなら若い相手役をうまくリードしてこそベテランのはず。

ショーではできていたようなので次は芝居にも期待したい。

まだ発表されていませんが来年初頭の宙組の本公演もひねた作品でないことを祈ります。


「新トップコンビの魅力」からずいぶん離れた内容になってしまいましたが長い休演からようやく再開した宙組、昔のような明るい宙組に戻っていくことを期待します。


宙組はもうすぐ悲願のはえぬきトップが誕生しそうです。

その後もずらりとはえぬきの路線が並んでいるのでもう他の組からトップが来なくても大丈夫そう。

だから「宙組の新トップコンビの魅力」は「将来は宙組出身のペアがずっと観られそうなこと」とします。

娘役もそれにあわせてしっかり養成して欲しい。

ではまた劇場でお会いしましょう。



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