こんにちは、はるとです。
観劇とお茶会で忙しく、ほとんどブログを更新してませんでした(汗)
ネタがないわけではないのですが、観劇後もヅカ友と感想をしゃべってると知らないうちに時間がたち…
と、言うワケで今日はちょっとマニアックな話しです。
月組バウ「シーレ」ですが、大劇場の「RRR」にも負けないくらいのチケット難。
元々バウなのでチケットが少なくて、ファンクラブにでも入ってない限りなかなか観れない。
本公演の「RRR」がざっくり1回2500枚の40公演で10万枚あるのに対してバウ「シーレ」は17公演で500席で8500枚。
ぜひ皆さんに観て欲しいけど最初のチケット争奪戦で勝負は決しています。
まして追加で取るなんてまずムリですから今さらいくらこのブログでいい作品だと言ってもしょうがないですよね…
でも書きたい。
この「シーレ」はバウ初出演の彩海せらと復活の白河りりを筆頭に新人公演出演経験者が全員揃っているのでめちゃくちゃレベルが高い。
ただでさえ「芝居の月組」で芝居が奥深いのに、さらに「踊り」もよくて、8人の若手がダンサーで活躍しています。
「線描のダンサー」という役です。
菜々野あり (102期・研8)
遥稀れお (105期・研5)
和真あさ乃 (106期・研4)
涼宮蘭奈 (106期・研4)
天つ風朱李 (107期・研3)
華羽りみ (107期・研3)
帆華なつ海 (109期・研1)
乃々れいあ (109期・研1)
リーダーの菜々野ありこそ研8ですが、あとは全部研5以下の下級生。
特に研1の二人に注目です。
下級生は若くて体が柔らかくてエネルギッシュ。
上級生より踊れる。
菜々野あり以外は下級生ばかりで月組ファンでもあまりわからないと思います。
「シーレ」は上級生のうまい芝居と下級生ばかりのダンスがこの作品を芸術作品に高めている。
彩音星凪の「死の幻影」と「線描のダンサー」の組み合わせで作品に深みを加えています。
注目です。
もうひとつ。
「第7場 クリムトのアトリエ」という場面で「モデル」が白い衣装で娘役が8人踊ります。
4人は「線描のダンサー」菜々野あり・華羽りみ・帆華なつ海・乃々れいあ。
そこに
桃歌雪 (100期・研10)
静音ほたる (105期・研5)
花妃舞音 (106期・研4)
八重ひめか (108期・研2)
が加わります。
クリムトのアトリエで白い衣装で踊る姿がとても美しい。
でも実は踊っているのは9人。
では残り1人は誰かと言うと
白河りり (103期・研7)
ヒロイン、ヴァリの登場です。
モデル達の中に混じって踊っているのですが8人がいなくなってヴァリだけ残り、やっとそこでヒロイン登場。
白河りりは最初のほうのさわりの「第2場 プロローグ」でちょっと出てきたあと、出番がこの「第7場 クリムトのアトリエ」までずっとありません。
ちなみに花妃舞音もシーレの妻「エディト・ハルムス」として出てくるのは第2幕から。
1幕目はずっと「その他大勢」役です。
物語の中で突然登場してくるので印象的です。
おまけにもうひとつ。
この作品は第1幕が13場・第2幕が10場・フィナーレ、という構成です。
その中でシーレやヴァリや死の幻影等の上級生の演じるメインキャスト以外に12回衣装替えをして14回登場する生徒がいます。
静音ほたる (105期・研5)
13場+10場+フィナーレの24場面で役は8個くらいなのですが12回衣装替えをしているので計算上だけはちょうど半分の場面に違う役で出てきていることになりますね。
「少年エゴン」役の他に「その他大勢」役もやっているので「少年エゴン」役の回想シーン等もあり衣装替えがめちゃくちゃ多くなりました。
全部確認したわけではないので他にも衣装替えや出番がやたらに多い下級生もいるかもしれませんが、少人数のバウならではの「あるある」です。
でも下級生にとってはとてもいいことですよね。
月組は上級生から下級生までその全部の出番をどんな小さな役でも一生懸命演じているから「芝居の月組」ができるんだと思います。
ちなみに静音ほたるは小公演の振り分けはこれまで全部バウ。
「美人さん枠」だからなんでしょうね。
「シーレ」は観れば観るほどいい作品です。
ではまたバウでお会いしましょう!