こんにちは、はるとです。
いつも思うのですが、「番手と路線の違い」って理解するのが難しいですよね…
確かに宝塚のスターシステムはよくできています(笑)
まああれだけの公演回数を5組でこなしリピーターを満足させないといけないから自然に発達します。
でも「番手・路線」ってわかりにくくて誤解しやすいので私なりに考えてみました。
現在の宝塚は本公演→2分割の小公演→本公演→小公演の繰り返し。
本公演は全員が揃うので「お芝居の主役」の他に「ショーの階段降りの順番」をきっちり決めないといけません。
ところが2分割の小公演は別々の劇場で別々の芝居をやるから「お芝居の主役が2人必要」
一番は「その劇場のサイズにあった主役」が上手に演じられる技術があるかどうかが大事なんですよね。
その辺があるので複雑になる。
「番手」は実は「トップと2番手までしかない」んじゃないかと思います。
わざと大きな羽根をしょってわかるようにしてますよね(笑)
ところが3番手・4番手…と番手が下がってくるとその組のその時の事情で「ショーの階段降りの順番」なんかにモヤモヤが発生してしまいます。
そこで仮に…
トップ→2番手→3番手→4番手
…と考えず
トップ→東上→バウ→新人公演回数
の「お芝居の主役がつとまるか」を優先して考える方が府に落ちる。
例えばこれからの花組
永久輝せあ トップ 1番手
聖乃あすか 東上 2番手
極美慎 バウ (?)
希波らいと バウ
「1番手と2番手がいる他にバウ主演ができるのが2人いる状態」
月組は
鳳月杏 トップ 1番手
風間柚乃 東上 2番手
礼華はる バウ
彩海せら バウ
「1番手と2番手がいる他にバウ主演ができるのが2人いる状態」でこれは花組とまったく同じ。
雪組
朝美絢 トップ 1番手
瀬央ゆりあ 東上 (別格?)2番手
縣千 東上
「別格?の2番手しかいないし、路線の人数が足りなくて小公演の主演のローテーションができない」
トップが就任したばかりだし華世京がまだバウ主演をできないからですよね。
星組 (礼真琴退団後)
暁千星 トップ 1番手
瑠風輝 東上 (別格?)2番手
天飛華音 バウ
雪組と同じく人数不足。
バウ主演が1人足りない。
稀惺かずとを早くあげたいところでしょう。
宙組 (芹香斗亜退団後)
桜木みなと トップ 1番手
水美舞斗 東上 2番手?
鷹翔千空 バウ
風色日向 バウ
実は花組・月組と同じ構成。
やはりこの「トップ・東上・バウ・バウ」の組み合わせが「標準の構成」でしょう。
本公演トップや東上トップは大きな劇場で数万~数十万人を動員する芝居ができる。
ところがバウ主演はお試しの500人の劇場でチケットの販売も1万枚以下。
それに無理やり同じように「1・2・3・4」と順番をつけようとするから話がややこしくなるんですよね。
「3番手」と「4番手」はまだ「お試し」で「路線整理番号」であり、あくまで学年の上下関係。
まして新人公演主演はいかに同じ公演をお手本のトップ通りに再現できるかを練習しているだけ。
本日は「番手と路線」をついつい語ってしまったのですが、お正月です(笑)
2025年を考えてみます。
今年以降のこれからの流れは
①昨年最後の異動の極美慎・瑠風輝・瀬央ゆりあ・水美舞斗のポジションが「?」がとれてここからはっきりすること。
②雪組・星組の若手からバウ主演がでること。
が必要です。
それぞれの組の現在のトップの任期はバラバラ。
その本公演の回数が限られているので次のトップ交代までに2番手以下に主演経験を積ませて養成していかないと宝塚は続かないってことですよね。
ちなみにトップになる確率をもし数字で無理やり表すとしたら…
2番手 90~99%
東上 80~89%
バウ 50~79%
新人公演 20~49%
とついつい数字化しちゃったりして…
「東上2番手は次のトップにほぼなれる」のに対して「バウ主演」は単なる将来のトップ候補。
おまけで理想的な主演経験の流れもあげておきます。
「新人公演1回目→新人公演2回目→バウ1回目→バウ2回目→東上→2番手3回→トップ」ですかね!
だからトップになるのに12年~16年もかかっちゃう。
ではまた劇場でお会いしましょう。