続いて「娘役の養成」について激しく語る(笑)


こんにちは、はるとです。

前回の男役に引き続き、今回は「娘役の養成」についてです。


まずは5組を見渡して思うこと。

「娘役の養成は組によってバラバラ」です。

この10年、受験スクールのレベルがあがったのか娘役のレベルはどんどん高くなっていて入団する時には歌ウマは当たり前、踊れる娘は増えているしもう芝居までできてたりする。

男役と違って即戦力化が可能なのにそうしないのはむしろ「人間性を磨く」ため?

小公演の3分割が減って2分割に戻っている現在、主演ができる人数はわずか2人。

路線を形成しなくて「即養成」です。


各組の「養成の状況」を見ていきます。


まずは花組。

104期 美羽愛   別格
105期 星空美咲  トップ 
105期 初音夢   別格
107期 七彩はづき 東上  2番手

花組はこれぞと思う娘役を2~3年空けて入団時に引っ張りそのまま早期上げで即養成パターン。

必要以上にヒロインは作らない主義。

もしかして今さらの初音夢の東上・新公は極美慎が決まっていたから?!

七彩はづきの次ですが110期の彩葉ゆめが組回りで入ってきていて、このまま3月に花組に配属されて早期上げになるか注目。

ただ早期上げの最大の問題は「人間性の未熟」で未成年で精神的にも未熟な生徒が成長してトップ娘役という重責を担うには結局5~6年は最低かかるということなんですね。

ちなみに花組は男役が娘役を褒める組でそこが一番うまくいくポイント。

子育てと一緒なんですね(笑)


続いて月組

99期  彩みちる  別格
101期 天紫珠李  トップ
103期 白河りり  別格
106期 花妃舞音  東上 2番手
108期 美渦せいか 新公1回
109期 乃々れいあ 新公1回

3年前のきよら羽龍の故障で次期トップ娘役が混迷しましたが結局また連続してベテラントップ娘役が誕生しました。

その間に白河りりという別格も作っちゃったり、今までの宝塚にない超個性的な次期トップ娘役最有力候補の花妃舞音を育て、さらに月組にはもったいないくらいの逸材の乃々れいあを一気にあげると思ったら美渦せいかを拾ったり…

ちなみにこの美渦せいか、私はまったくノーマークだったのですが、見れば見るほどヒロイン向きです。

というワケで、月組は「芝居の月組」だけでなく踊れたりも歌えたりもするし、「芸達者の月組」であり、さらに「養成のウマイ月組」でもありました(笑)


雪組

103期 夢白あや  トップ
105期 音彩唯   東上 2番手
106期 華純沙那  東上
107期 白綺華   新公1回
108期 星沢ありさ 新公1回

ついでに109期の音綺みあもいます(笑)

花組がヒロインを必要以上に作らず、月組は「一難ある娘役の個性を生かして面白いトップ娘役を作る」としたら、雪組は「余っている優秀な娘役を全部もらう主義」(笑)

雪組は贅沢過ぎると思うかもしれませんが私にいわせると「虎の穴」

花組や月組が育てたい娘役だけ育てるのに対してまるで雪組には「優秀な娘役を受け入れて育てる義務」があるみたいで、だからたいへん。

入団したてのジェンヌは最初にも書きましたが「精神的には未熟」なのでそんな優秀な娘役に「ヒロインの魂」を吹き込まなければいけません。

あの夢白さんも雪組でやっと大人になれたんですからかね…(笑)

そう考えると雪組の娘役集中は妙に府に落ちませんか?


星組

103期 瑠璃花夏  東上 別格
105期 詩ちづる  バウ トップ候補?
106期 乙華菜乃  新公1回
107期 藍羽ひより 新公1回

先日104期の綾音美蘭が新公ヒロインになりましたが、どうしてもっと早く上げないんでしょうかね…

星組は柚希礼音よもう一度、と礼真琴をあげるだけしか考えなかった結果、愛月ひかる・天華えま・極美慎など数々の男役を失ったようにしか私には見えない(星組ファンの皆さんゴメンナサイ)

その結果、娘役の養成も「論外」

男役の養成がうまくいかないのでとても娘役まで手が回るハズがない。

礼真琴に舞空瞳を連れてきたのはいいが、結局暁千星も詩ちづるも月組から引き抜いてくるハメに…

娘役の話でしたね(…汗)

そのさんざんいいように使われている詩ちづる、実は「破線上の東上ヒロイン」を一度もさせてもらっていない。

「にぎたつ」もバウに格下げになっちゃいましたし、娘役就任も待ったをかけられ絶対確実とは言い切れない。

そしてあの突然の103期の瑠璃花夏の「夜明けの光芒」東上破線上のヒロイン誕生。

バウヒロの経験なし。

扱いだけみると次期トップ娘役は東上の瑠璃花夏ということになります。

舞空瞳が卒業することが決まったけど、次期トップ娘役もはっきりさせないまま、次期娘役2番手も若手で養成してなかったからあわてて小公演で主演ができる上級生娘役ヒロインを作ったんですよね。

花組・月組・雪組が娘役の養成機関だとすれば、星組はその場しのぎの相手役探し…(涙)
だから男役も育たない。

宙組

102期 春乃さくら トップ
105期 山吹ひばり 東上 2番手
105期 美星帆那  新公1回
108期 花恋こまち 新公1回

これに104期のバウ経験者でヒロイン候補のきよら羽龍が加わるワケですが、いったいどうなるんでしょうかね?

トップ候補なのか、インストラクター役なのか、まったく不明。

私はきよら羽龍は「別格ヒロイン役」で来るかもしれないと思っています。

事件があったとは言え、宙組も娘役養成はうまくいっていない。

花組のように2~3年間隔で星風まどかや夢白あやのような超有望人材を配属してヒロイン養成を目指したけど結局花組や雪組に逃げられた…

娘役の早期上げの「弱点」である「人間的成長」に宙組は向いていなかったのかも。

それが「自由な空気」のせいなのか「星組ゆずりのパワハラ」なのかはわかりませんが、今回の娘役の援軍派遣と花恋こまちの新人公演主演で一変することを願います。

実は宙組は優秀な人材を優先して配属されている組ですから。


とまあ好き放題書きましたが、各方面のファンの皆さま、気にさわったらごめんなさい。

娘役ファンは本当は「お慕い芸」もできないと失格ですよね…(笑)

ではまた劇場でお会いしましょう!



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