こんにちは、はるとです。
まずは昨日このブログのサーバーがアクセス集中でダウンしてしまい長時間閲覧ができなくなってしまったことをお詫びいたします。
で、「大異動後を考える」の花組→雪組ときているので今日は星組です。
瑠風輝についてです。
まずは星組の番手路線を確認します。
98期 暁千星 トップ就任予定
98期 瑠風輝 東上
102期 天飛華音 バウ
105期 稀惺かずと 新公1回
今回の大異動で同期の暁千星の下に組替えしてきた瑠風輝のケース、人によっては「同期引き継ぎもあり」と考えているようですが、それはないと私は思います。
そもそも「同期引き継ぎ」は「超イレギュラー」
前例に花組トップ娘役の華優希と星風まどかを挙げる方がいらっしゃいますが、星風まどかの花組への組替えは例の特殊事情によるもの。
もっと言えば月組トップ男役の月城かなと(95期)→鳳月杏(92期)の流れは「同期引き継ぎ」どころか「同期引き継ぎ以上のさかのぼり」ですが、これも月組のプリンス暁千星を低迷する星組に引き抜いた事態に対処するための特別な措置だったと思います。
残念ながら組はちがっていてもまだ宙組3番手の瑠風輝は星組2番手の暁千星に抜かれていたわけで、もし抜かれている生徒が同期の跡を継いでしまうと学年が下のトップ候補が順当にトップになれなくなってしまい宝塚のスターシステム自体が崩壊してしまいます。
だから「同期引き継ぎ」はよっぽど困った時だけ発動される超イレギュラーな方法で「通常の計画的な人事では行われない」と思っています。
では桜木みなとと水美舞斗のケースもだめなのかというと、それは後日またこのブログに書きます。
実は星組にとっては花組に出した極美慎と宙組から来る瑠風輝は「同じ価値」だったように私には見えます。
2人には残酷ですが結局2人とも星組のトップにはなれなかったのでは?
それは「稀惺かずと」と「年8公演」が関係している。
105期・研6の稀惺かずとはみなさんもご存じだと思いますが創業家の御曹司。
私は創業家の御曹司がトップスターになることには反対しません。
その稀惺かずとが仮に研12にトップスターになるためにはあと6年しかありません。
6年間で星組が本公演をできる回数はあと10回前後。
年8公演化の影響です。
もし以前の年9公演公演であれば11回前後でした。
たった1回の違いですが1回減りました。
そんな違いが意外に大きい。
礼真琴がまだ「阿修羅城」1作を残し、月組から引き抜いたが期待される暁千星に6公演を費やしたら天飛華音が3作で10作。
仮に次期トップが暁千星ではなく「普通の人気のトップスター」であれば礼真琴1作・「普通のスター」3作・極美慎3作・天飛華音3作の10作で、しかも年9公演のままであれば11作ですから3作の任期の誰かを4作にできました。
まあ稀惺かずとが6年後に10作でぴったりトップになるかなんて、まだそんな先まで正確に計算できる話ではありませんが「人気スターの暁千星を呼んだこと」と「年8公演化」で「稀惺かずとの就任までの公演回数に余裕がなくなった」と考えることは出来ます。
5年前に稀惺かずとを星組で引き受けた時点では礼真琴→(結局見つからなかった愛月ひかる・瀬央ゆりあの位置)→極美慎→天飛華音の「4人のリレー」で稀惺かずとを研12でトップにできたと思いますが、「暁千星」と「年8公演化」で礼真琴→暁千星→天飛華音の「3人のリレー」にしなくてはならなくなってしまった悲劇ではないでしょうか。
ここまで書きましたが、あくまでも私の勝手な推論です。
気を悪くされた方がいらっしゃいましたら先にお詫びします。
瑠風輝は歌・踊り・芝居ともトップにふさわしい非常に高いスキルを持っていると思います。
異動先の「星組パッション」は元気があっていいのですが、ともすれば勢いだけで細かいところが雑になりがち。
ついつい礼真琴や暁千星のようなスーパートップスターだけに頼りがちになる星組の組子に瑠風輝は自分の持つその高いスキルや繊細さを伝えてあげて欲しい。
瑠風輝の異動日は2025年8月1日。
通常であれば宙組の別箱小公演「RED STONE」や「ZORRO」の千秋楽の翌日から組替え先に異動なのですがタイミングがあっていません。
最後に宙組生として瑠風輝の出演するイベントが何か用意されているんですかね。
ではまた劇場でお会いしましょう。