月組「フェニックス・ライジング」の風間柚乃が面白い(笑)


こんにちは、はるとです。

本日月曜日は休演日。

宝塚はよく晴れていて風もなく暖かいです。

私は明日も月組「ゴールデン・リバティ」を観劇予定なのでそれに備えてプログラムの出番表で若手をチェック中。

下級生まで全力投球のこの「ゴールデン・リバティ」と「フェニックス・ライジング」、各場面で月組生が大勢同時に大活躍目するので本当に目がいくつあっても足りないのですが、とある場面だけはセンターから目が離せない。


それはショー「フェニックス・ライジング」のシーン6、インドの映画会社の撮影現場の「オダチン・カーン」です。

S6① 古代歴史アクション
S6② ディスコ・ミュージカル
S6③ 近未来SF
S6④ 学園ミュージカル
S7  王道ボリウッド・ロマン

くるくると変わる場面の主役は月組が誇る男役新2番手、風間柚乃(笑)

特にS6③「近未来SF」では月組生のロボットダンスのセンターど真ん中で当然「オダチン・ロボット」も踊るのですが、かぶっているヘルメットがふざけてる…(笑)

そしてそのヘルメットをかぶった風間柚乃が大真面目な顔をして踊っているのを、私はついついオペラでアップで観てしまう。

面白過ぎて他の生徒のロボットダンスが観れないではありませんか!(笑)


風間柚乃

芝居は圧倒的な存在感があり本当にうまいと思います。

ところがショーはなんとなく物足りない。

月のプリンスから星の王子さまになってしまった暁千星がショースターからスタートした後にやがて芝居もマスターして今や堂々たる2番手。

礼真琴の退団後もトップスターとしてもっと人気が出るのは誰も疑う余地はありません。

果たして月組でその抜けた穴を埋める運命になった風間柚乃は大ベテラン鳳月杏の卒業後、トップスターとして月組を引っ張っていくことはできるのでしょうか?



芝居は問題ないと思います。

が、宝塚の公演は半分はショー。

前回の本公演のショーでは110期だけのロケットの場面の前にエンターテイナーとしての踊りながら歌うシーンがありましたが、私には劇団が与えた風間への試練のように見えました。


その風間柚乃、前回のバウ「ブラフ」で詐欺師グループのボスと偽ダイヤ製造のマッドサイエンティストを見事に演じ分けました。

風間のおじいさん役、面白かったですよね~!

渋い風間、お笑いでもいけます(笑)

つまり風間の良さはどうもその両面性?

芝居では圧倒的な存在感のある風間、ところがスカイステージの番組では上級生にいじられ、ちょっと前の「G.O.A.T」の学園の場面では組子からもいじられまくり、どうやら芸風は両刀使い?

風間柚乃はトップになったらその芸風でいくのでしょうか。

楽しみです!


おそらくこれからの月組は組替えもないとすれば…

鳳月杏  押しも押されぬ大ベテラン
風間柚乃 渋さと笑いの両刀使い
礼華はる 明るい韓流スター
彩海せら ひたむきな美形

という「売り」でいくんでしょうかね!

宝塚のトップスターは芝居や歌や踊りを売りにしながら最後に要求されるのは「人気」

風間はこの芸風で「愛されキャラ」を目指す?

それにしても月組はうまいだけでなく路線ひとりひとりがはっきりとした主張があって面白いと思いませんか?

組子もひとりひとりがそんな上級生を見てがんばってます。

ではまた劇場でお会いしましょう。



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