こんにちは、はるとです。
宝塚、初心者にはなかなかチケットが取れません。
あるいはベテランでもFCや貸切りをうまく利用しないと回数が観れない。
特に小公演はまったく読めず。
今日宝塚友の会のバウ「ブラフ」の抽選結果が出ましたが惨敗でした。
それがあらかじめ分かっていれば「ブラフ」は池袋でチケットを取っていたのに…と思った方も多いと思います。
そこで今回の「リーフィー」と「ブラフ」のケースを使ってちょっとお勉強してみましょう(笑)
チケットの需給を考える上でいちばん大切なこと。
それは何より販売枚数。
まずはチケットの販売される全部の枚数をチェックです。
「リーフィー」
青年館 1250席 11回 14000枚
DC 900席 5回 4500枚
合計18500枚
「ブラフ」
池袋 830席 14回 12000枚
バウ 500席 8回 4000枚
合計16000枚
まずは私の作った勝手な法則ですが「3番手1万・2番手2万・トップ3万」を覚えてください。
今回主演の聖乃あすかと風間柚乃、どちらも3番手から2番手に昇格するところ。
18500枚と16000枚はほぼ妥当と言えます。
その差の2500枚は聖乃あすかと風間柚乃の人気の差ではなく、劇団の考える花組と月組の人気の差ではないでしょうか。
ちなみに今回の関西と関東のチケット比率は1対3。
関東は関西の3倍チケットが売れると劇団は読んでいるみたいですね。
実際に全国ツアーはスタートの梅田はだいたい取れますが東京近郊はまずムリ。
次に大切なのは公演の日程。
今回はこれがちょっとまずい。
梅田の「リーフィー」が平日しかなく関西の4500枚は平日の4500枚。
一方「ブラフ」のバウは土日を含んでの4000枚。
同じような枚数でも全然違います。
同じ規模の「リーフィー」が取れたから油断していると「ブラフ」は全然取れない。
ついでに言うと梅田には「梅芸友の会」があり、「宝塚友の会」よりも席がいいし取りやすい反対に「ブラフ」は友の会でしか取れない。
最後に忘れてはいけないのが「公演回数」
宝塚の特徴はリピーターが多いこと。
複数回観劇するファンが多いのでたとえ販売枚数が同じでも複数回観劇しやすい長い日程の小さい劇場での公演の方がチケ難で、大きい劇場での短い日程の公演の方がチケ楽。
つまりファンは体はひとつしかありませんから複数回観劇することができる長い日程の公演は多く観劇する。
極端な例ですが同じ10000枚の販売数でも
500席の劇場の20回公演なら10回観劇したい
2000席の劇場の5回公演なら3回しか観劇しない
「リーフィー」
青年館 11回 7日間
DC 5回 3日間
「ブラフ」
池袋 14回 8日間
バウ 8回 5日間
回数と公演期間が3割も違います。
つまり聖乃あすかと風間柚乃の同じくらい熱いファンでも
「リーフィー」は16回のうち青年館で3回とDCで2回の合計5回観たら満足
「ブラフ」は22回のうち池袋で4回とバウで3回の合計7回観たら満足
実際にはそんなにチケットが取れないかもしれませんが、ファンはこの目標に向かってチケットを取ろうとする(笑)
枚数・日程(平日)・公演回数(公演日程期間)
この2作品のビミョーな違いの結果
「同じ関西の公演でも「リーフィー」は取りやすく「ブラフ」は超チケ難」
というまったく逆の現象が起きました!
もちろん作品への期待やお盆・家族旅行計画など他にも考慮しなくてはいけない点もありますので単純な比較はできませんが今後のチケット取りの参考にしていただけたら幸いです。
最後に…
聖乃あすかと同じ2番手なのにどうして風間柚乃は関西公演がDCでなくバウなのか?
このことを最初に知って私は「まさか水美舞斗が組替えして来るから風間柚乃は3番手のまま?」と疑ったのですが、謎はやがて解けました。
柚香光の退団後のコンサート「TABLEAU」がこの日程でDCに入ったんですね!
風間柚乃は「柚(譲)るしかない」(笑)
ではまた劇場でお会いしましょう。