こんにちは、はるとです。
2人・4人・3人・4人・5人
この人数は「各組のトップを含むバウ主演以上の経験者」です。
こんなにバラつきがあるんですね!
今ちょうどトップ交代期なのでもう少し細かく表すとしたら発表ベースで
花 3人→2人
月 5人→4人
雪 3人→2人
星 4人
宙 5人
それでもこんなにバラつきがあるのは各組それぞれの考えや事情があるからです。
数字だけみるとついつい5人の組から2人の組に「組替え」させたくなっちゃうのですが、今の時代生徒に負担の大きい組替えはなるべく減らしてトップは自前養成が理想。
無理して組替えさせても例えば宙組から雪組に行った和希そらのように退団してしまうかもしれません。
柚香光と期が重なった水美舞斗のように退団しないで専科で活躍することもできるようになりましたが、逆に専科から組子に戻ることもどうやら今後はあまりないと思います。
年間9公演時代は2期ごとに路線を作ればほぼ本公演を4作(9公演×2年÷5組=3.8作)やって交代できたのですが、最近は年間8公演で3期ごとに路線をつくって5作(8公演×3年÷5組=4.8作)が標準にかわりつつあります。
そんな中で仮に8作の大スターを作ろうとしたら5年トップ人事が動かなくなるわけで下の学年に大きな影響を与えてしまう。
だから「一匹狼」や「一人っ子」「御曹司」を抱えると大変です。
組別に考えていきましょう。
花組
永久輝せあ 97期
聖乃あすか 100期
研14で就任した永久輝せあが仮に6作だとしたら4年トップにいることになります(6作×5組÷8公演=3.8年)
そうすると聖乃あすかは研14で就任。
その下を103期の希波らいとでいくのか、それとも104期の天城れいんでいくのかまだ劇団は決めかねているのでは?
仮に2人ともにバウをやらせてしまうと聖乃あすかを含む3人とも短命になってしまい、明日海りおや柚香光のような大スターが長期で生まれない組になってしまうのは花組の「フラッグシップ」としての存在にかかわります。
だからスカスカに見えても路線選びは超慎重。
月組
鳳月杏 92期
風間柚乃 100期
礼華はる 101期
彩海せら 102期
92期のトップを100~102期の3人で支える体制で今をなんとかしのいだあとが問題。
ここにきて雅耀という108期の超有望株が現れました。
もし雅耀を仮に研12でトップに就任させようとしたら10年間しかない。
その間80公演÷5組=16回しか月組公演はないので現在の路線は全員4作ということになるし102期から108期まで路線を作ることができない。
七城雅(105期)に2回目の新人公演主演を与えた場合は雅耀はフツーの研15就任に。
雪組
朝美絢 95期
縣千 101期
スカスカに見えるけれどこの下に106期の華世京がいます。
ただ間が5期以上あると8作あるのでそこまで朝美絢や縣千や華世京が全員大スターかどうかは疑問。
だから咲城けい(102期)や蒼波黎也(104期)や紀城ゆりや(105期)に新人公演主演を与えていて、その内誰か1人をトップにするつもり?
雪組も花組と同じようにスカスカに見えるけれど実は超計画的。
個人的には月組に行った彩海せら(102期)が戻ることもあると考えています。
星組
礼真琴 95期
暁千星 98期
極美慎 100期
天飛華音 102期
3回も新人公演主演を与えた天華えま(98期)に加え100期の極美慎も心配で月組から暁千星を引き抜いて劇団お気に入りの礼真琴を支えたまではいいけれど、次の御曹司稀惺かずと(105期)を何年後にトップにするかが大問題。
現在稀惺かずとは研6。
研14までにトップにするとしたらあと8年。
8年×8公演÷5組=12公演。
つまり星組に残された12公演のうち、礼真琴2公演・暁千星6公演だとしたら4公演しか残っていないので極美慎か天飛華音のどちらかが組替えするしかない。
あるいは稀惺かずとを他の組でトップにするのか。
安易な2期飛ばし(98期・100期・102期)が悲劇を生む典型的な例にならないことを祈ります。
宙組
芹香斗亜 93期
桜木みなと 95期
瑠風輝 98期
鷹翔千空 101期
風色日向 102期
悲願の自組からのトップ誕生は目前。
チケット販売を強化するためにも男役の路線を揃える必要があったのも認めます。
ただこの年間8公演化になり93期から102期までの10年間に5人がいるということは(10年×8公演÷5組÷5人=3.2公演)つまり1人あたり3公演しか主演ができないことになります。
もしまだ9公演であれば(10年×9公演÷5組÷5人=3.6公演)つまり1人あたり4公演だったわけで、8公演化のあおりを受けて全組の中で一番厳しい状況にある宙組。
和希そら(96期)を雪組に組替えさせても結局退団。
宙組の事情で路線を多く作っても他の組はなかなか受け入れてくれない。
もし全員をトップにするのであればひたすら3~4作で回転させていくしかありません。
私はそれもしょうがないと思うのですが、だったらその相手役になる娘役も同じ数だけ必要なワケで、むしろ娘役養成を頑張って欲しいなあ、と宙組には思っています。
と、まあここまで厳しいことを勝手に書きましたが、実際には個人的な事情なんかで途中で卒業してしまう路線もいるので少し余裕を持たせるためにどうしても多目に養成しないといけないんでしょうね。
そして路線渋滞のカギは体力的に問題がなければ月組のように定年の延長をすればいい?
男役は宝塚の顔
皆さんがんばってください。
ではまた劇場でお会いしましょう。