阪急決算発表解説 宝塚は2024年も減益!


こんにちは、はるとです。

先ほど公式のニュースに「宝塚歌劇団の改革に向けた取組の進捗状況について」という重要なお知らせが載りましたが、本日は阪急阪神ホールディングスの決算発表で「改革の進捗状況」もその一環で発表されたようです。

で、皆さまの一番の関心は宝塚歌劇団の業績だと思いますが、会社四季報のように4文字で表現すると

2024年度予想は「増収減益」

です。


数字で分かりやすく解説します。

ステージ部門(宝塚)
       収益(売り上げ) 利益
2022年度    339億   68億
2023年度(今回) 322億   48億
2024年度(予想) 331億   29億


まずは「収益(売り上げ)」から

2022年度から2023年度に売り上げが17億減ったのは主に宙組「パガド」がその理由なのは想像できます。

2024年度に売り上げは331億まで回復しますが2022年度の339億には届かないのは「ル・グラン・エスカリエ」が半額・短縮なのが主な理由なのも想像がつきますね。

あくまでも今時点での予想ですから宙組の人気の回復次第で数字はまたどんどん動くと思います。

また週9公演化も効いてるんでしょうね。


問題は「利益」

2022年度から2023年度は「売り上げ」が落ちているので利益も68億から48億に下がるのはわかります。

ところが2024年度には「売り上げ」は322億から331億に回復するのに「利益」は48億からさらに29億まで下がる。

これがどうしてかと言う説明がありません。

もしかしたら大劇場のウッドテラスにビルを作る費用かもしれませんが、2022年度は339億の売り上げに対して経費をひいても68億も儲かるという「高い利益率」(20%)だったのが2024年度はほぼ同じ331億の売り上げが見込めるのに半分以下の29億しか儲からないという「低い利益率」(9%)になってしまうこと。

もしこれが「赤字」まで落ちると「整理」の対象になりかねません。

まあいきなり宝塚歌劇団を潰すことはないと思いますが、もし「低い利益率」がこれからも数年間続くようでしたら「縮小」される可能性もあります。

宝塚が永遠に続くかを見極めるためにも阪急の決算発表は毎回チェックした方がよさそうです。

と、ここまで大急ぎで書いたのですが、阪急阪神ホールディングスは本日他にも色々発表していますのでご興味のある方はぜひ阪急のホームページをご覧ください。

ではまた劇場でお会いしましょう。



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