「FF」はもはや絶望的 被害者側弁護士の会見を見て


こんばんは、はるとです。

本日の一連の報道や被害者側弁護士の会見を見て深い悲しみと怒りを覚えました。

ここまでの「謝罪」の報道に少しずつ前に進みだしたと思っていたのにファンとしては一気に奈落の底に突き落とされた感じです。

もうこれは次回3月の話し合いをしても解決しないでしょうね。

舞台は裁判や外国人記者クラブ会見に移行するかもしれません。


会見の内容や反応は皆さん個人で確認して頂くとして、今日は私はるとの視点だけを述べたいと思います。

劇団はやはり無理やり宙組の公演再開を狙っているようですが、上級生(だけ)を守るのに躍起になっています。

ところがその再開を狙う「FF」も実はすでに「宝塚友の会デジタルカタログ117号」に載っていませんでした。

5/17に初日を迎えるはずの「FF」は本来ならば3月中旬に宝塚友の会の抽選が始まるはず。

次回の118号は「4月上旬頃」にお届けとなっています。

もちろん友の会だけであればハガキによる臨時号対応も可能ですが、肝心の細かい公演日程の「貸切り」なんかがこれだけの騒ぎで普通に決まるわけがない。

直接関係のない他の組でさえ「貸切り」が直前に変更になったりしているのに渦中の宙組公演に今まで通り「貸切り」がちゃんと付くんでしょうか。

なんなら今回記者会見に登場した「スポンサーや有力なファン」で全部貸切ってください。


もうひとつの壁は宙組上級生と下級生の壁。

今回亡くなった生徒の妹が「訴え」を公表していますが、それ以外にも亡くなった生徒の同期やさらにその姉が休演しています。

必ずしも休演の理由が今回の事件が原因とは限らないのですが103期→102期→99期と「下級生」が広がっているのであれば宙組に置き換えれば「数名の上級生」と「60名くらいの下級生」の対立となります。

パワハラに関する証言をしている下級生が一部ではなく複数あるいは多数なところからも「上級生」と「下級生」の壁は「FF」上演の次なる大きな壁になると思います。

仮に遺族との交渉がまとまって上級生が守られても、次に上級生と下級生の壁問題が立ちはだかって大量の休演者や退団者が出るような事態が予想されます。

今の劇団の理事長たちのもとでは宙組の「FF」による上演再開はもはや絶望的ではないでしょうか。

強行しても貸切がつかずガラガラでしょうね・・・


劇団の理事長たちはおそらく約30年前に阪急に入社しましたが、劇団に出向してからの後半の15年間に世の中が「パワハラによる自殺」にいかに敏感になっていったか「宝塚」というぬるま湯の温泉に浸かってしまっていて知らないんでしょう。

組織のトップとして一部の生徒の利益だけを守る行為がその組織の崩壊につながることを理解できないんでしょうか。


そしてあるヅカ友は先日の角会長の劇団理事辞任を「逃げた」と言ってました。

今回の弁護士同士の話し合いが2/24に開かれ、角会長の劇団理事の辞任が2/26に報道されたのは「話し合いが不調」→「辞任公表」の順番で起きていて「遺族が辞任を知らなかった」ので裏付けられます。

この問題がさらに長期化するのを感じていち早く沈む船から脱出したのであれば、それは上場企業の経営者として優れた判断力の持ち主の証拠です。

これは角会長を揶揄しているのではなく、劇団の理事長たちにその感覚がないことを批判しているつもりです。

なぜ劇団側は「全面降伏」しないんでしょうかね。

パリを連合軍に包囲されたドイツ軍は一部は脱出、残された兵士は降伏します。

そのパリ解放の影では「下級生」というレジスタンスが地下で大活躍していました。

そしてパリは燃えることなく守られました。

次の理事長は小池修一郎センセーですかね…

ではまた劇場でお会いしましょう。



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