雑感 阪急角会長の劇団理事退任


こんにちは、はるとです。

2/26は朝から報道各社が「阪急阪神HDの角会長が劇団の理事退任で調整」というニュースを流していました。

弁護士同士の話し合いの目玉のひとつなんですよね。

私はその弁護士同士の話し合いが今週のいつ行われるのが気になります。


そもそも「理事」ってなんでしょうか?

劇団のホームページを見ても「理事一覧」というのはありません。

まあ株主のいる上場企業ではありませんので「役員一覧」を公表する必要はないのですが(我々ファンは投資家かもしれませんが、笑)、「宝塚おとめ」の最初に「劇団理事」て書いてある専科の英真なおき以外は文春砲で「この人が理事なんだ」と知るくらい。

理事は常時劇団にいて事務を管掌している数名の鉄道マンのおやじ以外は劇団員出身の英真なおきや作品を作る側の演出家のセンセー等を選ぶことで理事会の幅をもたせているだけで、全員で毎週会議を開いたりしているわけではありません。

角さんは阪急側のボス、何か反対意見が出ないか顔色をうかがう相手で、あの事件の時に劇団内にいるわけはなく、ゴルフしてた人。

しょっちゅう人身事故の起きる鉄道業界、自殺には鈍感なんでしょうね。

それが劇団員でも。


わたくしごとになりますが、「理事」という肩書きに私はいい印象を持っていません。

私立高の高校生だった頃はよく校内で見かける「校長先生」の他に年に一度「理事長」が学校に来るのですが、120年前の学校の創設者と同じ苗字なだけで、話しの面白くないオヤジでした。

営業マン時代には医療法人の事務長に会えても「理事長」に会えずなかなか仕事の話しが進まない。

マンションの管理組合で持ち回りで「理事」をしていた時も「理事長」は月に一度の理事会に毎回出席できる人を選んだだけ。

「社長」は「リーダー」だけど「理事長」「理事」はあまり前に出てこないイメージ。

宝塚歌劇団の「理事」は常勤の数名以外は何か意見があったら発言するだけの人。

角さんは文春砲によると「トップ人事担当」だったんですかね。

もし阪急阪神HDの会長が劇団の理事長であれば宝塚歌劇団は会長直下の重要なセクションと言えるのですが「理事」であったのは角さんが劇団全体を掌握するのではなく「トップ人事」とかビミョーなところに口を出していたこと。

ちなみに角さんが音楽学校の理事長だったのは音楽学校が劇団直下にあるからですが、これも受験や組配属が絡んでいて「人事」くさい。

小林一三につながる「小林家」は「理事」ではなく「理事長」で全体を掌握していたけど角さんは「理事」。

阪急阪神HDの会長で忙しいでしょうからね。


「角会長の理事退任」は本当は昨年の「木場理事長退任」で済ませたいところが騒ぎが思っていたよりも長引き、それをおさめるために「阪急阪神HDも謝罪・角会長も責任を認めて理事を退任」であって報道は「謝罪」が重要なのに「退任」が前にでてしまっている。

さらに私が注目なのは角さんが「トップ人事」なんかも絡んでたっぽいところ。

おそらく全組のトップ男役や娘役はトップになる時(あるいは選んでもらう時)に角さんのところに行って「よろしくお願いします」と頭を下げた相手。

宙組のトップも「あの時トップにしてくれた阪急の一番偉い角会長が謝罪・理事を退任」することでやっとふんぎれるのではないでしょうか…


もし「FF」が上演されるのであれば、私はこれで宙組の生徒が本当に元気に公演に打ち込んでいられているか、確かめるために、観に行きます。

では劇場でお会いしましょうね。



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