こんにちは、はるとです。
本日(2/7)阪急阪神ホールディングスの10月~12月の決算発表がありました。
その中でステージ部門である宝塚観劇の減収減益がはっきりとでているのを分かりやすく解説します。
発表された決算補足説明資料より。
宝塚に関するコメントとしては
「ステージ事業において第3四半期に宝塚歌劇の公演を中止したことや本年1月以降の公演日程を見直したことにより減益」
とあります。
今回の10~12月は宙組の「パガド」中止期間と重なり、また1月以降の本公演週10回→9回に減らしたことを指しています。
4月~12月の利益としては2022年が50億円だったのに対して34億円、16億円のマイナス。
4月~12月までの売り上げとしては2022年が242億円だったのに対して238億円、4億円のマイナス。
3月までの1年間の売り上げが10月の段階では337億円の予想が18億円減って319億円で、これは2022年度が339億円だったのに対して20億円少ない。
また1年間の利益が2022年度は68億円だったのが2023年度は10月に予想した52億円がさらに減って39億円になると予想しています。
数字ばかり並べてしまいましたが、要するに…
(①ここまではコロナ禍からかなり回復していたのに)
②本公演がひとつ無くなると約18億円くらい売り上げが落ちる。(他が好調だったらもっとかも)
③週9公演に減らしたのが今後はじわっと響いてくる。
企業の利益率としてはこれまでは売り上げの2割が利益という「高利益率」体質だったのが、今後は「公演中止や減小等の理由で10~15%の利益」になっていく感じ、です。
大きくみると年間本公演8本体制で2本中止になれば赤字転落、例えば宙組が「FF」と「FFの次」まで上演できなくなることは会社としては絶対に避けたいですね。
生徒の働き方改革と宙組の公演再開がうまくいくことを祈ります。
ではまた劇場でお会いしましょう!