こんにちは、はるとです。
1/24から始まる月組バウ「シーレ」の実質ヒロインはどうやらヴァリ役の白河りりであることがタカラヅカニュースのお稽古場情報でわかりました。
主演の彩海せらが演出の熊倉飛鳥先生に相手役との関係を話したことから判明。
シーレの妻エディト・ハルムスが新公ヒロイン2回の花妃舞音だったのでもしかしたらヒロインはこちらかもしれないと思っていましたが、公式の解説の中ではモデルのヴァリにしか触れていませんでした。
公式の破線上の主な配役には彩海せらしかいませんが、白河りりが破線下の実質ヒロインのようです。
白河りり
103期・研7
2019年の本公演「I AM FROM AUSTRIA」で新人公演ヒロイン。研3でした。
その後何度かエトワールはつとめますが、主演経験は新人公演1回だけ。
4年ぶりの復活です。
月組の娘役は現在のトップ海乃美月(97期)の下に彩みちる(99期)と天紫珠李(101期)がW二番手でいます。
月城かなと・海乃美月の卒業後はおそらく鳳月杏と彩みちるではないかと思いますがまだ発表はありません。
ここではその二人が新トップコンビだと仮定して話をすすめていきます。
新しい娘役路線を並べてみると
99期 彩みちる (トップ娘)の下は…
バウ以上経験者は
101期 天紫珠李 (破線下東上)
103期 白河りり (破線下バウ)
104期 きよら羽龍 (破線上バウ)
新人公演ヒロイン経験者は
103期 羽音みか 1回
106期 花妃舞音 2回
となります。
月組ではトップ娘役になるための条件に「破線上の東上ヒロイン」がきっちりあるようで、今回も最終的には該当者は彩みちるのみでした。
月組でトップ娘役になるためには「新人公演ヒロイン」→「バウヒロイン」→「東上ヒロイン」というステップを踏まないといけませんが次の鳳月杏の任期が短いと考えられ、小公演でトップ公演の裏のバウと東上の回数が限られているのでチャンスが非常に少なくなります。
まずは本公演から考えると大劇場ベースで仮に鳳月杏が本公演4作だとして
2024年
星「RRR」→花「アルカンシェル」→月「消え残る想い」(月城退団公演)→宙「FF」→雪「ベルばら」→星→花→月(鳳月1作目)
2025年
宙→雪→星→花→月(鳳月2作目)→宙→雪→星
2026年
花→月(鳳月3作目)→宙→雪→星→花→月(鳳月4作目)→宙
小公演はこれまで男役2番手以下が順番にきています。
これを鳳月杏の本公演に入れていくと
2024年
小公演→風間柚乃 東上
本公演 鳳月1作目
2025年
小公演→礼華はる バウ
本公演 鳳月2作目
小公演→彩海せら バウ
2026年
本公演 鳳月3作目
小公演→風間柚乃 東上
本公演 鳳月4作目
つまりバウが2回・東上が2回しかありません。
ここで「新人公演ヒロイン」→「バウヒロイン」→「東上ヒロイン」のステップを娘役が踏むためには…
新人公演ヒロイン未経験者は「鳳月2作目」までに新人公演ヒロインが必要。
チャンスはあと3回です。
バウヒロイン未経験者は「2025年彩海バウヒロイン」までに破線上のバウヒロインが必要。
チャンスはあと2回です。
東上ヒロイン未経験者は「2026年風間東上」までに破線上の東上ヒロインが必要。
チャンスはあと2回です。
つまり、もし彩みちるの次のトップ娘役になるためには新人公演は鳳月2作目までに新人公演ヒロインを取り、バウヒロインを取るためには鳳月2作目のあとの彩海のバウヒロインを取らなくてはならず、最終的には鳳月3作目の次の風間の東上ヒロインで確定します。
鳳月杏が4作ではなく3作ということはないと思いますが、もし他の新人公演を経験した男役がバウ公演をやってしまうと東上公演の回数が減ってもっと条件は厳しくなります。
また風間が100期・礼華が101期・彩海が102期という「学年が近すぎる問題」があり組替えがあった場合、さらに複雑になります。
最後に…
具体的に言うと
天紫珠李は2026年までに東上ヒロインを取って研13での就任
白河りりはまずは破線上バウヒロインが2025年後半までに必要で研11での就任
きよら羽龍は2026年までに東上ヒロインを取って研10での就任
羽音みかと花妃舞音は2025年後半までにバウヒロインが取れなければトップにならない。
無冠の場合は2025年夏の鳳月2作目までに新人公演ヒロインを取らなければトップにならない。
月組のトップ娘役選びは最終的に候補を2人作り、トップ男役がどちらかを選ぶ傾向があります。
おそらく2025年の秋のバウ公演までに2人にしぼり、2026年の春の東上で決まると予想。
だから、白河りり復活!
ではまた劇場でお会いしましょう。