こんにちは、はるとです。
いよいよ年末ですが、昨日は花組の配役発表もなくまだまだ公式から目を離しちゃダメですよね。
で、本日もヒマなので私の個人的な「2023年 本公演ランキング」の発表です(笑)
「パガド」「ドイル」は公演中止で観れてないので対象は
「ディミトリ」
「うたかたの恋」
「応天の門」
「カジノ・ロワイヤル」
「ライラックの夢路」
「1789」
「鴛鴦歌合戦」
「フリューゲル」
の8作品です。
評価のポイントは「期待していたより良かった」「期待していたより良くなかった」で、しかも「ここが悪かった」と辛口でいきます!
気分が悪くなったらすぐ読むのをやめてください。
第1位 「フリューゲル」
宝塚オリジナル作品でまったく期待していませんでした。
それどころか月城海乃コンビになってから、「ロマンス劇場」→「ギャツビー」→「応天の門」と徐々に劇団の手抜きが激しくなると感じていたのでなおさら壁をはさんだ「歓喜の歌」に感動。
殴られながらも唄う「歓喜の唄」が年末に聴けたらもっと良かったですね。
ついでに史実は国境が解放されるのを聞いた東ドイツ市民は検問所を通過したのであって、ツルハシで壁を壊して通ったワケではありません。
ここが私にとっては宝塚的でかえって良かったのかも(笑)
第二位 「ディミトリ」
原作の「斜陽の国のルスダン」から礼真琴の役名の「ディミトリ」に改題されていたのでもっと礼真琴が中心かと思っていたらまだまだやっぱり舞空瞳が主役(笑)
本公演は「ロミオとジュリエット」以外は舞空瞳は「眩耀の谷」「柳生忍法帖」「めぐり逢いは再び」と全部変な役だったのに、小公演は「王家に捧ぐ歌」「モンテ・クリスト伯」「バレンシアの熱い花」「ME AND MY GIRL」と全部力強い印象的な役。
本公演ではこの「ディミトリ」でようやく舞空瞳の本領発揮となって、良かった!
第三位 「応天の門」
風間柚乃の表情から眼が離せなかった。
最後に幕が降りる時に一瞬悪役グループが上手中央に山になって現れるところが毎回ゾクッとしました。
月城かなと演じる菅原道真が最後に太宰府天満宮に流されて死んでしまうのは知っていたけど、なぜその後これだけ菅原道真が学問の神様に祭り上げられたのかが平安時代の怨霊に対する恐怖だったことがわかり、良かったです。
芝居の月組じゃなかったら表せなかったでしょうね。
第四位 「鴛鴦歌合戦」
発表された時は「なんで?」という感じでしたが終わってみれば楽しいコメディ。
何よりも星風まどかが良かった(笑)
もしかしたら星風まどかの代表作?
宙組時代は「アナスタシア」があるけれどショーが売りの花組に来てからはぱっとせず、所詮宙組クオリティかと疑っていたのですが、これで一気に私は星風まどかファンになりました。
柚香光については、乱闘場面で一人だけ本気で戦っている姿に和物縛りの中でどうカッコ良くみせようかとがんばっている姿が印象的でした(笑)
第五位 「1789」
8年前の月組「1789」に熱く通った私にとっては「再演もの」
めちゃくちゃ期待してました。
期待に応えて礼真琴は歌で龍真咲を越えていたし、何よりもヒロインがマリーアントワネットからオランプに変わって流れがぐっと良くなりました。
ただし公演中止だけは痛かった。
生徒には無理はして欲しくないけど、休演しないのも実力のうち。
やはり主演をWキャストにできない宝塚の限界なんでしょうかね。
海外ミュージカルが全部ダメなら私は宝塚の観劇を減らします。
公演中止がなければ文句なしに1位でした。
第六位 「うたかたの恋」
女性は「うたかたの恋」のような作品は好きなんでしょうね。
男性の私からは「エリザベートのスピンオフ作品」
かえって紅ゆずると綺咲愛里の中日劇場で観るくらいがちょうどいい作品だと思うのはいかがでしょうか。
あくまでも花組の柚香光はショースター。
だけど、お芝居は真面目な顔して立っているだけでいい、というのは真っ赤なウソで小公演では「花より男子」「はいからさん」「TOP HAT」等で好演している。
劇団の柚香光への「ショーだけでいい」とのスタンスが間違っていると思います。
「うたかたの恋」を本公演レベルにしてくれたのは嬉しいが限りのあるトップスターからみれば「貴重で大切な本公演の浪費」に「うたかたの恋」も該当と結論。
第八位 「ライラック」と「カジノ・ロワイヤル」
「ライラック」はまったく期待していませんでしたが、その通りになりました。
同じ演出家の「眩耀の谷」や「ELPIDIO」を観ていたので最初からあきらめていました。
事前に発表されるポスターを見て「これはいい作品になりそう」と呟く雪組ファンに同情。
「カジノ・ロワイヤル」も退団公演だったので内容的には事前に期待はしていなかったのですが小池修一郎だったので何回かチケットを取りました。
小池センセー、大丈夫ですか?
それとも宙組がわるいんですか?
来年の本公演もすでに5作品が公表されています。
「RRR」
「アルカンシェル」
「消え残る想い」
「FF」
「ベルばら」
まずは予定通り公演が出来るかどうかから心配ですが、勝手に期待の胸は膨らみます(笑)
ではまた劇場でお会いしましょう!