「調査報告書の掲載の取り止めについて」の意味するところ


こんにちは、はるとです。

本日(12/18)15時に公式で発表がありました。

タイトルは「調査報告書の掲載の取り止めについて」

これについて考えてみたいと思います。

いずれ消えてしまうので全文を貼っておきます。


「このたびの宝塚歌劇団宙組生の急逝を受け、ご遺族の皆様には心よりお詫び申し上げます。

12月7日にお知らせしましたとおり、今回の件に関し、弊団としましては、12月6日に受領したご遺族代理人の意見書や翌7日のご遺族代理人の会見の内容等も踏まえて改めて事実関係の精査等を行ってまいります。弊団としましては、11月14日に公表した調査報告書で指摘された問題点等も重く受け止めてはおりますが、当該調査報告書の内容のみにとどまることなく、上記のご遺族代理人の意見書や会見の内容も踏まえたうえで、ご遺族のお気持ちやお考えを真摯に受け止め、引き続き誠実に協議してまいりたいと考えており、また、ご遺族の要請もございましたことから、調査報告書概要版については、掲載を取り止めることとしました。
ご遺族には、改めて正式な謝罪を申し上げる機会をいただけるように努めてまいりたいと考えております。

2023年12月18日

宝塚歌劇団」


11/14日に公表した調査報告書は、要するに「自殺の原因は過重労働でパワハラではなかった」という内容でした。

これを掲載しておく事は、この調査報告書が宝塚歌劇団の見解だということになるわけで、遺族側弁護士の意見書や会見があり協議することになり、さらに「ご遺族の要請もあったことから」掲載を取り止めることにした、という説明です。

遺族に正式な謝罪はまだできてない、という意味は、遺族はまだ納得していないから会わない、ということですよね。

あくまで「掲載を取り止める」発表であって遺族側との話し合いが進展しているという発表ではありません。

もしかしたらこの掲載の中止も劇団側の自主的な動きではなく、遺族側弁護士から記者会見の事前の資料が届き、その中に「協議を始めると言っているのにこの主張を掲示しているのはおかしい、まずは調査報告書の掲載をやめてください」という要請があったのかもしれません。

つまり、心配しているファンに対してではなく、年内に予告されている遺族側弁護士の記者会見に対しての劇団側の準備の動きを公表しただけなんでしょうね。

まして劇団側が大きく意見を変えてパワハラを認めたわけではありません。

まだまだ時間はかかりそうですね。


先週(12/13)の文春に宙組の上級生と下級生の話し合いの様子がありました。

組長がパワハラについて意見を聞こうとしたけどボイコットする生徒たちがでているそうです。

「規則書」の改定作業も始まったそうですが、そちらも紛糾しているとのこと。

生徒間でもまだまだ公演の再開どころの話しではなさそうです。

このスピードではおそらく来年2月の「エクスカリバー」と「MY BLUE HEAVEN」の上演はもう無理でしょう。

また、私の予想していた上級生達の12/25の退団もないのかもしれません。

それより嫌気がさした下級生達の退団の方が心配になってきました。


いつの話しになるかわかりませんが、また宙組の舞台を観劇できる日を私はずっと待ち続けます。

ではまた劇場でお会いしましょう。



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