こんにちは、はるとです。
月組が公演再開するかが本日発表されます。
チケットを持ってる方はドキドキですね!
各組ごとに私がおすすめする娘役の「美人さん」を紹介いたします。
昨日の花組編に引き続き、本日は月組編。
前回の本公演「応天の門」の集合日、公式ニュースの発表に衝撃が走りました。
組長の光月るう以下7名の大量の退団者発表があり、その中には「美人さん」の結愛かれん(当時研8・101期)と蘭世惠翔(当時研7・102期)も含まれていました。
結愛かれんは研3で新人公演1回、蘭世惠翔は新人公演の主演経験者ではありませんでしたが美のカリスマ君島十和子の娘で二人とも大いに注目されていたのですが宝塚の次のステップを目指しての決断だったんだと思います。
「お芝居担当」の光月るうや千海華蘭に加えて「美人さん」二人の退団もあって、その後の月組はいったいどうなるのか心配になったのを私は覚えています。
現在の月組の娘役の新人公演ヒロイン経験者を見てみましょう。
97期 海乃美月 トップ娘役
99期 彩みちる 東上済
100期 天彩峰里 12月より編入予定
101期 天紫珠李 東上済
103期 白河りり 歌ウマ
103期 羽音みか ダンサー
104期 きよら羽龍 来年2月に転出
106期 花妃舞音 新公ヒロイン2回
娘役の路線は層は厚いです。
でも「美人さん」はここにはいません(笑)
別にこの8人が「美人さん」でないわけではなく、今回私が言っているのは「ヒロイン係」の路線娘役ではなく「職人さん」の中の「美人さん係」
宝塚は華やかな舞台が売り。
輝くトップ男役を中心に70名前後が全員で芝居やショーを作り上げる。
全員がトップコンビのような美男美女だったらいいのですが、その全員に歌に踊りに芝居のすべてに高いレベルを求めるのは無理。
特に月組は「職人さん」が多い。
男役は「歌担当」は夢奈瑠音(96期)とか、「踊り担当」は彩音星凪(101期)他、「お芝居担当」は今回卒業する蓮つかさ(97期)や同期の佳城葵などがいます。
娘役も一人ひとりがひとつ得意分野があってそれぞれの分野の底上げを計っている。
悪くいえば全部ができる生徒は少ないが、その得意分野を発揮できる場面では前に出てお互いをカバーしあってあの全体のレベルの高さを実現しているんだと思います。
では結愛かれんと蘭世惠翔の二人が抜けたあとの「美人さん係」は誰?
月組の娘役を白雪さち花から順番に消去法で見ていくと白河りり(103期・研7)にたどり着きます。
でも白河りりは新人公演ヒロイン経験者で路線・芝居・歌ウマ担当。
その白河りりの今回の「フリューゲル」リン・マイヤー役を新人公演で演じるのが静音ほたる(105期・研5)です。
前作「応天の門」では「神泉苑に出掛けよお~」で目立ってましたし、今回のショー「万華鏡」では上手で笑顔を振り撒いてます。
バウ「月の燈影」でも花妃舞音と組んで「美人さん係」をしっかり演じていました。
元々は歌ウマ。
でもちょっと変わってきたようです。
月組本の最後の「じゅずつなぎ」のページで本人が言ってます。
「私は入団時は歌を頂けたらそれだけでいいと思っていたのですが、月組の上級生の方々のお芝居を見ていくうちに芝居を学びたい気持ちが強くなりました」
歌ウマで美人さんで芝居もできたら鬼に金棒。
「美人さん係」はヒロイン候補と違って研5くらいからが本番です。
「フリューゲル」の最初のほうの場面で「冷たい刑事役」で登場しますが、それは劇団があなたに「ニコニコしている美人さん」だけでなく「シャープでクールな美人さん」も演じて欲しいからですよね。
東京初日は休演してしまい今は悔しい思いでいっぱいだと思いますが、月組全体も休演になってしまったので再開したらおもいっきりがんばってください。
新人公演のゴスロリ役も楽しみです。
ではまた劇場でお会いしましょう!