有沙瞳と音咲いつきが卒業を決めた理由が見えた


こんにちは、はるとです。

昨日の星組の集合日の発表から一日が経ち、ようやくブログを更新する気持ちになりました。

瀬央ゆりあの専科への異動はただ「その手があったか」の一言に尽きます。

専科は悠真倫以上超ベテラン勢と、主演もできる凪七瑠海・二番手水美舞斗・三番手瀬央ゆりあ、名脇役の紫門ゆりや・凛城きら・輝月ゆうまが揃いました。

これでますますどんな本公演も、そしてどんな小公演もまったくキャストに困らなくなり、いよいよディナーショーに頼らない本格的3分割時代になったわけですね!

男役は専科に行けていいですね。


実は今日書きたかったのは男役の話ではなくて娘役の話。

娘役は研8を越えるとどんどん辞めてしまい毎年半分ずつくらい減ってしまいます。

90期以降の娘役の在籍者は卒業を発表した娘役を除くと

90期 1人 白妙なつ
91期 1人 白雪さち花
92期 0人
93期 0人
94期 1人 杏野このみ
95期 2人 愛すみれ 紫りら
96期 1人 妃華ゆきの 
97期 4人 (以下省略)
98期 3人 
99期 5人
100期 7人

今回の星組の娘役の退団者は96期の音咲いつきと98期の有沙瞳。

96期は音咲いつきが卒業していよいよ妃華ゆきのひとりに。

98期は有沙瞳の他に「応天の門」で月組の清華蘭も卒業してしまうので5人→3人になってしまいます。

それぞれいろいろな思いで卒業を決めたんだと思いますが「もしかしたらこうなんじゃないかな」と思う理由が見えました。


ここからは私の勝手な推測になります。


まずは音咲いつき。

96期は宙組の秋音光と紫藤りゅうが「カジノ・ロワイヤル」で揃って卒業。

同期の男役がいきなり2人も卒業してしまい元男役の音咲いつきも何か思うところがあったのではないかと思います。

ちなみに音咲いつきは入団時の成績は6番。

男役だけで成績順に並べると和希そら・空波輝・優波慧・音咲いつき・夢奈瑠音・秋音光・春海ゆう(以下省略)でした。

音咲いつきがどんな気持ちで娘役に転向したかは知りませんが、娘役に転向した後も同期の男役を意識していたのは間違いありません。

組は違ってもその同期男役が2人も揃って卒業。

音咲いつきも「そろそろ私も」と思ったかもしれません。

残る96期は月組の春海ゆう・夢奈瑠男コンビ、雪組の和希そら・妃華ゆきのコンビ、星組の浅水りょうの5人だけになってしまいました。

95期がまだ13人も残っているのに較べると寂しくなりますね。


そして有沙瞳。

実は月組の清華蘭と大の仲良し。

「2022年度版宝塚おとめ」をみると「⑧趣味」が、清華蘭のところには「同期の有沙と娘役について語ること」、有沙瞳のところにも「同期の清華と娘役について語ること」と書いてあります。

二人は音楽学校を卒業して12年間、組が違っててもずっと仲良しだったんですね。

その清華蘭、先日発売された「月組本」に「ブエノスアイレスの風」で「卒業を決意しました」と言ってます。

「ブエノスアイレスの風」は同期の暁千星が主演をつとめた作品。

その月組での「ブエノスアイレスの風」を最後に暁千星は有沙瞳の星組へ異動し、先日の「赤と黒」でも同じ舞台に出ていました。

そこで気になって調べてみると清華蘭は過去のほとんどの小公演の振り分けが暁千星と一緒でした。

「A-EN」「Arkadia」「出島小宇宙戦争」「ダル・レークの恋」「川霧の橋」「ブエノスアイレスの風」etc.

劇団は清華蘭は暁千星の支え役なのを知っていて、ずっと小公演や全国ツアーの振り分けを同じにしてたんですね。

「月組本」に載っている清華蘭の「お気に入りの写真」も暁千星とのツーショット写真です。

きっと世話好きな清華蘭は月組で同期の若い暁千星の成長を見守り育て、組替えになった暁千星を有沙瞳の元に送り届け、有沙瞳は星組で暁千星を同期として温かく迎え入れ、更なる成長を見届け、そして清華蘭と一緒に卒業していくんだと思います。


もちろん音咲いつきも有沙瞳もそれぞれ他のいろいろな思いもあって卒業を決めたんだと思いますが、この話し、ちょっといい話しだと思いませんか?


ではまた劇場でお会いしましょう!




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