劇団の誤算⑦ 未来編


こんにちは、はるとです。

「劇団の誤算」シリーズいよいよ最終回。

昨日「阪急編」と予告したのですがタイトルを「未来編」に変更しました。


最近宝塚の舞台の衣装が豪華になっている気がしませんか?

トップスターの衣装に付いているキラキラが全面になってきたり、2番手以下の衣装もペラペラではなくなってきたり(笑)

そういえば舞台の背景のセットもよくなっているような。

多分予算が増えてます。

財源は?

と思って調べて見たら阪急阪神ホールディングスのホームページに資料がありました。

ステージ部門、つまり宝塚の年間売り上げ予想は今年は330億円、利益は63億円見込まれるそうです。

売り上げの2割が利益なんてめちゃくちゃ高収益です。

儲かっている。

コロナの影響がまだ少し残っているけど立派な数字です。

コロナでも立派な黒字は「嬉しい誤算」

そういえば最近は宝塚ホテルが移転したり立派なすみれ寮ができたり日比谷のキャトルレーヴを広くしたり、黒字だといろいろいいことが進みます。

このままぜひバウホールも早く建て替えて大きくして欲しいのですが、通年で使っているわけでもなく建てて45年経ちましたが費用もかかるけど黒字の63億円がまるまる全部使えるわけではありません。

理想は黒字の幅を維持しつつ増えた黒字の一部を使って売り上げを伸ばすための設備投資をしていくことなのですが、劇場の座席数は決まっているので、あとは配信を伸ばすことくらいしかできません。

だから比較的費用のかからない衣装の予算を増やしたりセットをゴージャスにすることはできてもなかなかバウホールの建て直しや劇場の新設等の大型投資は難しい。

コロナでもこの黒字は「嬉しい誤算」なのですが劇団には本当の使い道が見えているのか?

親会社は阪急。

その阪急のステージ部門に過ぎない劇団だけの力ではこれ以上の大きな飛躍は難しい。

劇団四季のように劇場や地方公演を増やすためには6組化が必要だけど今は5組のレベル維持が精一杯。

とりあえず宝塚ホテルやすみれ寮の更新や日比谷キャトルレーヴの拡張はしたけど、あとは衣装やセットを良くする以外に使い道が見えてこない。

もっと大きな目でみてましょう。

宝塚の歴史は110年。

もし宝塚が次の100年で日本のブロードウェイやハリウッドになるためには親会社の阪急本体の助けが絶対必要です。

ディズニーランドや田園調布を目指すのも手かもしれません。

もし舞台にこだわるならバウホールの建て替えよりも東京第二宝塚劇場を確保するとか。

ちなみに東京宝塚劇場の隣の日生劇場って60年経ってますが建て替えしないんですかね。

それと、生徒の給料上げてください(笑)



ではまた劇場でお会いしましょう!



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