水美舞斗 トップへの道 なぜ「フィレンツェ」が演目に選ばれたか

こんにちは、はるとです。

10/15(土)に梅田遠征行ってきました。

11時30分公演と16時30分公演を2回観て分かったことがあります。

1回目は「・・・」だったのですが、2回目は「なるほどそういうことか」となりました。

今回の花組の全国ツアー公演の演目に、数ある柴田作品の中で資料も少なく再演しにくい「フィレンツェ」をわざわざ選んだのは「水美舞斗のため」だったのではないでしょうか。

まだ観ていない方のために説明します。

以下ネタバレ注意。

柚香光が演じる兄のアントニオが品行方正な青年貴族であるのに対して、水美舞斗が演じる弟のレオナルドは自由奔放な熱血漢。

ヒゲを生やして立ったままほとんど動かない柚香光には物足りないファンも多かったのではと思う反面、水美舞斗は兄が好きになった星風まどかを奪い、永久輝せあを殺してしまう激しい役。

おそらく「2番手が荒々しい作品」ということで柴田作品の中から「フィレンツェ」を選んだのではないでしょうか。

今までは、いつも活発な柚香光とそれを支える水美舞斗のコンビだったのが、今回はまったく逆におとなしい柚香光と激しい水美舞斗。

水美舞斗はこれまでいつもその性格から「おとなしい優しい役」が多かったですがそれではトップはつとまりません。

ショーの「ファショナブルエンパイア」でも柚香光はトップの割には出番が少なく、水美舞斗の活躍がやたらに目だっていました。

水美舞斗が「巡礼」で本公演正式2番手羽根をしょって「うたかた」が2作目。

トップになるためには3回以上2番手をつとめると言われていますが、外箱も1回もムダにはできないのは当然です。

タイムリミットが近づき「トップへの道を歩み始めた」可能性があります。


星風まどかの方も「血の吹きそうな眼」をした訳あり未亡人でメイクもちょっと暗い「悪い」感じなのに対して、大活躍の星空美咲は二番手なのに衣装の数や豪華さは星風まどかとほぼ同じかそれ以上。

そして星風まどかは死んでしまい、星空美咲が柚香光と結ばれる。

星風まどかが(少しだけですが)「汚れ役」を演じるのも初めてで、星空美咲が柚香光と結ばれるのも初めてです。

これをどう考えるか。


先日星組の綺城ひか理の異動が発表されて「花組の新体制」がちょっと騒ぎになっていましたが、今回の「フィレンツェ」は水美舞斗へのご褒美というよりは「殉情」と同じように水美舞斗をトップにするために「きたえている」ような気がしました。

「フィレンツェ」に少しずつ進む花組の新体制を観たのは私だけでしょうか。


ついでに生徒の観劇報告。

10/15(土)11時30分 飛龍つかさ
同    16時30分 紫門ゆりや

さらにハプニング報告

10/15(土)11時30分公演「フィレンツェ」
永久輝せあが結果的に星風まどかを殺してしまう場面で、肝心のピストルをその前の水美舞斗と戦う場面で落としてしまい、マントの下でピストルを持っているフリをしていました。
その時人差し指をピストルの形にしていたかどうかはわかりませんでした(笑)

客席ミニ王冠所有率 
現在3割程度
振り付けが出来てる率
1割程度

最後に…

まだ柚香光の「芝居の変化」が始まっていません。
殉情チームが観劇できる梅芸のうちに開眼できるでしょうか。
本公演はコロナに弱い花組ですが、今のところ全国ツアーには強いです。
面白いので名古屋まで時間の許す限り観ていきたいと思います。

以上です。


「フィレンツェ」

総合評価   ☆☆

ヅカファンは柴田作品が好き  ☆
生徒も音高からすりこまれる  ☆☆
なんと言っても版権がタダ   ☆☆☆

ではまた劇場でお会いしましょう!



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